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断想:サラリーマンの描写なんとかならないかしら
歴史モノのドラマや映画だと歴史考証とか文化考証とかいう名目でエンドロールに研究者の名前が出ますね。何かの職業に特化した作品でもそうですよね、アドバイザーっていうかたちで出ていたりします。あぁあとは方言指導なんかも。
じゃあサラリーマン役に指導は必要ないんですかね。
どうしても市井の一般的なサラリーマンを主役なり主要キャストにして、オフィス内で繰り広げられるようなドラマって、サラリーマンやったことないひとがこうだと思うサラリーマンが多いんですよね。
「〇〇君、コピー頼む」
これ、ないですから。
おっさん上司が女性部下に対して、ね。昭和はそうだったかもしれませんけどね。
「〇〇さん、コピーお願いできる?」
これなら令和の世の中まだリアリティあります。
「例の件の企画書、明日までに!」
例の件とは言わないし、企画書って言葉が飛び交うことってあるんですかね。あぁもちろんそういう会社やそういうシーンもあるかもしれないけど、安易に使われすぎじゃないですかねぇ。
そこは突っ込むところじゃない?
そうです。わかってるんです。だって重要なのはその緊急な仕事によってディナーの約束がすっぽかされる点なわけでね。それはわかってるんですけど、なんだかしらけちゃうんですよね。
ドラマよりもっと気になるのがCM。BtoBのCMに芸能人がスーツ着てキリっとされても笑ってしまうだけですよ。某運送会社の某ララサムバディとかね。それなら地方CMみたいに社員総出で会社の庭で踊ってるほうが親近感信頼感も増しますわ。
あとまあこれは焼畑農業くらいに語り尽くされて焼き尽くされてるんでいまさらですけど、さっきのサラリーマン上司みたいな役柄の場合の語尾は「~たまえ」。年寄りの語尾は「~じゃ」。もうこれも早く撤廃したいですね。女性の「~かしら」は最近減ってきたような気がしますが。
「~かしら」はむしろ男子も積極的に使っていただきたいですね、藤子・F・不二雄ファンとしては(あぁそういえばこないだはじめて登戸の藤子・F・不二雄ミュージアムいってきましたかんどうしました今度レビューしようかしら)。
ヘッダー画像はミュージアムの原画ですが、期間限定で撮影OKだったので。あしからず。
というわけでまとめますと…
①いまどき全員が上から下までカッチリスーツで決めてる会社は大企業の営業部門でも少ないましてや自社オフィス内で
②そのカッチリスーツを着た状態で家で朝飯晩飯など食わない
③パワハラセクハラは相変わらずある
の三本です。
さてここでクイズです。わたくし甘枝ゆとりはサラリーマンでしょうか?
みなさんごきげんよう。