見出し画像

耳から学ぶフランス語(たった3年で仏検準一級に合格した話)

MaKoです。

私はずっと英語が好きでした。
学校の成績も常に良く、自分は英語が得意だと思って生きてきました。

でも大学受験を控えた高校3年の夏、自分は英語のリスニングがとても苦手なんだと知りました。
テストを受けるたびに自分のリスニング力のなさに落胆しました。
ずっと得意だと思っていた英語、自ずと大学でも英語科へ進むものだと思っていましたが、リスニング力がないせいで英語科への進学を諦めることになりました。

リスニングが試験問題にない学科へ行こう。
当時の私はもう将来のことよりも目の前の壁を越えるだけのために、フランス語学科へ進むことを決断します。


こんなきっかけでフランス語を学び始める事になったのですが…

英語学習において味わった聞き取れないことへの苦悩を払拭すべく、今回は文法学習などと同時にとにかく耳から学ぶことにしました。

私がひたすら聞いていた教材、それは大学のOralの授業で生徒みんなに配布されたCDです。
フランス人教授たちが録音して作ったお手製の会話集でした。

とにかく基礎の基礎から始まる会話集。何度も何度も、もう全部覚えたよってくらい聞き続けました。
そのCDばかり聞き続け、本当に全て暗記してしまうくらい聞いた後に、本屋さんで購入した会話集のCDに切り替えました。
その第二弾のCDも、もうすべて暗記するくらいリピートして聞き続けました。
ポイントは、とにかく新しい物へ移らず、ひたすら同じものを根気強く聞き続ける事。

効果としては、聞き取りは勿論ですが、実際にフランス人を前にした時にも言葉がでてくるようになりました。
最初は自分の意見ではないにしても、あ!これCDで出てきたぞ!ってトピックになると、そのまま自分の言葉として話すことができるのです。

自信をつけた私は大学3年になるタイミングでフランスへ留学することを決めました。
大学で0から始めたフランス語ですが、たった2年で驚くほど他の生徒たちと差がついていることを実感できました。
渡仏して約半年でDELF B2に合格、そのあとすぐに受けた仏検準一級の一次試験も無事合格(ギリギリでしたが)、二次試験にも問題なく一発合格しました。フランス語を学び始めて3年が経とうとしていた頃でした。

もちろん私がしてきた努力は他にもあるのでここに書ききれるものではありませんが、とにかく聞くこと、耳から学ぶことの大切さを、大好きだった英語から学びました。

あれから15年近く経ちますが、また耳から学び直そうとワクワクしているところです。





この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?