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すずめの戸締り

新海誠さんの最新作である、すずめの戸締りを観てきたので、感想を書いていこうと思う。

新海誠さんはメッセージ性が少し難しいので、
一回で見るとなかなか理解できない。
他にも色々解釈としてはあるんだろうが、
率直な気持ちを綴っていこうと思う。

今作は高校生の女の子すずめと後ろ戸を閉めて回る閉じ師草太との話になる。

すずめが学校に行く途中。
草太は唐突にこの辺りに廃墟はないかとすずめに尋ねる。

真意はわからなかったが、すずめは廃墟の場所を教える。
そのあと草太が気になりすずめは廃墟に向かう。
そこにあった一つの扉🚪それを開けてしまうことによって厄災が目に見える様になってしまう。

厄災はこの異世界の扉から現れては、地震などを起こし、多くの命を奪ってきた。
草太はそれを防ぐために旅に出ているという。

本来であれば、要石🪨というもので、封印しているのだが、すずめが扉を開きっぱなし、さらには肝心な要石の封印を解いてしまう。

封印の取れた要石が普通の猫に変わり、草太を椅子のおもちゃへと姿を変えられてしまう。
身体の自由が効かなく、うまく閉じ師としての仕事ができない中、自分の過ちで封印を解いてしまったことに責任を感じるすずめ。
その責任から草太の手伝いをしていくうちに、すずめは草太に惹かれていく。

あらすじはざっとこんな感じです。
毎回のとこながら、作画にはかなり力を入れていて、後半はなんだか分からないけど、涙が出ました。

今作は災害を扱っている話。
災害はいつかやってくる。その災害ですずめは親を失った。
閉じ師とはそんな災害を防いで、命を繋いでいく仕事。
今この一瞬、1秒を生きていたいと思う人たちへの代弁者なのである。

今の時代は心にダメージを受けている人が多く、命の重さに関しても昔より軽くなってきている気がする。
そんな中で、命を繋ぐために、必死に奔走する2人の姿は心打たれるものがありました。

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