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【やれば】2024AC長野パルセイロ選手別中間報告GK&DF&ボランチ編【できるじゃねーか】

祇園精舎の鐘の声、諸行無常の響きあり。沙羅双樹の花の色、盛者必衰の理をあらはす。奢れる人も久からず、ただ春の夜の夢のごとし。猛き者も遂にはほろびぬ、偏ひとへに風の前の塵におなじ。

平家物語

善光寺の鐘が鳴り響き、新たなる1年が始まり、今年こそは昇格と願い、雪は解け、桜は咲き、時代は移ろい、時は流れ、J2昇格圏が見えたと歓喜し、このままじゃJFL降格だと嘆き、大宮はJ3を無双し、1試合ごとに阿鼻叫喚するX(旧ツイッター)、J2昇格圏内が近づいたはずなのに気がついたら降格圏の方が近づいていたとか、J3ぶっちぎりの大宮さん以外は風の前の塵に同じってことですか???

意味はよく分かりませんがそんなことはどうでもいいんです。
とにかく今年の長野パルセイロも感情のジェットコースター、順位のジャーマンスープレックス、見てる者の心臓を直接揉みしだくようなエンターテイメントに溢れた試合を頻発、急上昇急降下を繰り返すハイスピードアクション超大作に仕上がっており、ジェイソン・ステイサム主演、ジョージ・ミラー監督でハリウッド映画化をワーナーブラザーズに進言したい、そんな気持ちにさせてくれます。意味はよく分かりません。

そんなわけで毎年自分に課している拷問もとい中間報告を今年も血反吐吐きながら書きました。
今年もまだ半分だというのに既に思い出したくないことばかりですがこれも魂の修行なので仕方ありませんね。J3とはそういう場所なのです。それが嫌なら早くJ2に昇格するしかありません。
誰か早く長野で油田を掘り当ててその資金でエムバペを獲得してください。

今回も前編、後編に分けたんですけど、書いてて改めて思いましたが今年は選手数多いですね。ACLも出るんでしたっけ?


GK

キム・ミノ

第4節から田尻にレギュラーを明け渡したが基本的には正守護神として君臨する24歳の韓国人ゴールキーパー。190センチを超える高身長ながら、レギュラーを掴み始めた当時はハイボールに対して積極果敢に飛び出した結果、ボールを取り損ねるもしくはボールに手が届かずあえなく失点するというとても可愛らしい一面を度々見せることもあったが、シュナイダーゴールキーパーコーチの元でキャッチがかなり安定してきて元々持っていた反応の速さなどもあってビッグセーブを連発。特にルヴァンカップの対京都戦では度重なるスーパーセーブで大逆転勝利の立役者とも言える活躍を見せた。忘れた頃にハイボールの処理をミスっていることがあり、その度にパルセイロサポーターの心臓がキュウってなるのでそろそろハイボールに対する安定感と、あとサイドラインを割らないキック精度が欲しいところ。

リュウ・ヌグラハ

地元出身のゴールキーパーで、気がつけば長野パルセイロ最古株の在籍年数となった。プロでの試合出場はなかなかできずシーズン半ば頃に地域リーグにレンタルされるのがお馴染みとなっており、年齢的にもプロとして生き残っていくために何かしらの特徴的な持ち味が必要だと思うので、例えば味方がゴールを決めたらベンチから真っ先に飛び出して抱きつきにいくとか、チームの公式インスタグラムでは常に最前列に鎮座するとか、いわゆるムードメーカーとして地位を築いてほしい。ユベントスの名物第3ゴールキーパー、ピンソーリョを参考にどうぞ。

多分言わなくても分かると思いますが手前の彼がピンソーリョです。

田尻健

盛岡で出場機会に恵まれず長野パルセイロに加入した背番号1番。年齢や経験を考えるとレギュラー一番手として君臨してほしいところで、実際長野パルセイロが2024シーズン開幕以来失点の止まらないケチャップビチャビチャ浴びせられトマト祭り状態だった頃にレギュラーを張り、何試合かは勝利に貢献する活躍を見せたが肝心のケチャドバ失点は治まっておらず、琉球相手に4失点負けをしたところでお役御免。その後はメンバー入りすら危うくなってしまった。今年の長野パルセイロ守備陣のスーパー不安定さを考えれば正直ゴールキーパーがアリソンでも失点重ねていそうな感は否めないので、試しにアリソン加入してみてほしい。来いよアリソン!実力を試しに長野来いよ!

松原颯太

ジェフ千葉さんからお借りしてる若いゴールキーパー。天皇杯やルヴァンカップで主に出場しているがなんと言っても今季のハイライトは天皇杯長野県予選、対松本山雅戦のPKストップ。敗北濃厚かつ松本山雅の某選手にドチャクソにブチ煽られまくった後に見せた松原怒りの連続スーパーPKセーブはあのPK戦だけで飲み屋で3時間は語れる奇跡の逆転勝利だったので、いずれじっくりゆっくり振り返りたいと思いますし、ジェフ千葉さんにはもう足向けて寝られません。この勢いでドゥドゥもレンタルさせてくれませんか??あとベンチ入りしてる時の準備体操とか見てるとめちゃくちゃ身体柔らかくてたぶん股割りとか余裕でできると思うので、生観戦した時にはぜひベンチにいる松原の柔軟性もチェックしてみてほしい。

DF

冨田康平

今治から加入した、左サイドバックとセンターバックをこなすJ2での経験もある選手で、序盤戦ではレギュラーを張っていましたがあの手この手で失点していく長野パルセイロの不安定な守備の悪い循環に巻き込まれて出場機会を失ってしまった印象。特に対琉球戦でのアグレッシブな守備を簡単にひっくり返されて失点を重ねていくようなシーンを見ると、もはや冨田個人がどうこうというよりはチームの守備戦術が致命的にバグってるんじゃないかと思わざるを得ません。能力的には守備寄りサイドバックの資質なんだろうけど、長野パルセイロの今季の基本フォーメーションである3バックではなかなか適性ポジションが見つけられていないのと、左ウィングバックは現状田中がファーストチョイスで、3バックの左には同じ左利きで年齢も若いやる気元気杉井がいるので、よほど安定感ある守備対応を見せたり、鬼のような超低弾道正確無比ロングフィードをバシバシ蹴られたりしない限りレギュラー獲得は厳しそうだが、そもそもそんな能力があるならJ3にはいないと思う。年齢的にはレギュラーとして活躍してほしいところなんだけど、やっぱり起用法なんでしょうかね。

池ヶ谷颯斗

加入以来、揺るぎない主力としてフル回転しているセンターバック。かつては近づく者皆を血祭りに上げる呪われた妖刀のような切れ味で数多くの犠牲者(相手も味方も)を出しており、今年はそれほど目立った大きなミスがないように見えるも、それは昨年まであまりにも信じ難い守備のミスを頻発していたからに過ぎなく、特殊な訓練を受けてきた長野パルセイロサポからすれば「今年の池ヶ谷は刺激が足りない」、「もっと、、もっと刺激をくれ、、、!!」、「今年は味方ゴールにミドルシュートを叩き込むくらいの気概を見せてほしい」などなどとにかくいじられまくってる。きっと本人は望むところであろう。昨年から引き続きJ3リーグ失点王まっしぐらの長野パルセイロ守備陣の中で特に槍玉に挙げられることが多いが、本職センターバックがそもそもいない現陣容の中ではぶっちゃけ他に適任が見つからないので、とりあえず味方陣地に正確なクロスを送ったり、ボールに対してギリギリのところでなぜか殺人スライディングをぶっかます所業だけは控えていただきたい。今年から【池ヶ谷部隊】なるグループを作ったらしいがこれ以上チーム内の池ヶ谷成分が強くなると池ヶ谷の過剰摂取で致死量に達してしまうのでほどほどにしてくれ。

はい。

大野佑哉

2024シーズン開幕当初は控えに甘んじることが多かったがリーグ戦中盤になって少しずつ3バックの真ん中でレギュラーを掴んできた。あの松本●雅でレギュラーを張っていただけあってスピードを活かした1体1の強さや猛烈なカバーリングを見せることもあるが、涼しい顔して致命的なミスをやらかすことがあり、さも当然のような真顔で恐ろしいキックミスをしたり、しれっとDOGSOしたりするので、最近ではむしろ大野が涼しい顔をしている時が一番本人がショックを受けているというのがわかるようになってきた。ただチームの流れや雰囲気を読んであえて三枚目やピエロを演じれるムードメーカー的な一面もあり、天皇杯長野県予選決勝のPK戦ではわざと大袈裟に喜ぶことでチームの流れを変えたことが逆転勝利につながったというのは本人談。パルセイロ守備陣の中心になるべき存在としてサポーターからの期待はとっても大きいので、とにかく調子の波を安定させて、たまに見せる【頼むからワイフじゃなくてしっかりボールを見てくれ】なプレーは本当に心臓に悪いのでやめてください。

小林佑煕

日本大学から加入した新卒の左サイドバック。横浜FCユース出身ということで大卒新人でユース経験者って今まであまりいなかった気がする。「憧れは長友」ということで、運動量と推進力を武器にしていて実際天皇杯長野県予選準決勝アルティスタ浅間戦でも左ウィングバックとして目立った活躍をしていたが僕はあまり見られなかった。愛称である”バキ”は、グラップラー刃牙から取っておりまさに刃牙を彷彿とさせる筋肉ボディを持っているかと思わせて実はそんなことはなく、単純にコ”バ”ヤシユウ”キ”を略しただけらしい。可愛いかよ。

杉井颯

やる気元気杉井、の肩書き通りとにかく元気によく走って声出して気合いと量で貢献するタイプのディフェンダーで、元々は左サイドバック、左ウィングバックが適正ポジションだと思われるが3バックの左も段々と板についてきた。長野パルセイロのビルドアップにおいて、ボランチ2枚と3バックでなんとかボールを回したいという意思は感じるのだが、あまりにもたどたどしく見てるほうの心臓に過度な刺激がかかる心臓マヒ誘発デスノートビルドアップの果てに、結局最後は杉井がボーーーーーーーンと大きく前に蹴るのが長野パルセイロ民の見慣れた光景となっている。3バックとしてはややサイズが足りなく、大型FWを相手にしたときは非常に対応を苦戦している様子で、無理やりに止めようとして結果ファウルになってしまい「なんでよー!」と判定に不満を言っている姿もまた長野パルセイロ民の見慣れた光景となっている。それでも杉井のリスクを冒した果敢な攻め上がりからの左足クロスが得点につながることも多々あるので、今季の大所帯長野パルセイロの中では不動のレギュラーとしてキャプテンマークを巻くこともあるほどの存在感と絶大な信頼を得ている。もし万が一長野パルセイロが来年もJ3残留となったら、上カテゴリーに引き抜かれる候補ランキング現時点でぶっちぎりナンバーワン。

石井光輝

鳥取から加入したディフェンダーで、鳥取ではキャプテンも担っていて加入時の鳥取サポーターが皆口を揃えて「めっちゃいい人」、「人間性が良い」、「とてもいい人」と言っていて多分とてもいい人なんだと思う。4月に負傷離脱しており残念ながらいまだにリーグ戦では出場機会は無いが、鳥取ではセンターバックや両サイドバックなど守備のマルチプレイヤーとして重宝されていたようなので、早く復帰して、蟻一匹どころかアジア象を集団で通している今の長野パルセイロ守備陣を立て直してほしい。

黒石貴哉

J2水戸から加入したディフェンダー。開幕当初は3バックの右を担っていたが、あなた一応センターバックの一角ですよね?と問い詰めたくなるくらいガンガン攻め上がっていったり、敵陣ど真ん中をドリブルで持ち上がっていったり、(これはまた恐怖と狂気のディフェンダーが加入したな・・・)と、ファンタスティック池ヶ谷の刺激に心臓がだんだんと慣れてきていた僕の新たなるイジリ対象になりうると思ったが、その後右ウィングバックにポジションを移したところ、その真骨頂を発揮。元々、センターバックにしては足りない守備能力と隠しきれていない抑えきれていない攻撃欲がウィングバックのポジションにおいてガッチリハマり、なんなら左からのクロスに対してゴール前でボレーを合わせにいくような得点力まで併せ持っており、ルヴァンカップ2回戦京都サンガ戦で決めたゴッドスーパーダイレクトウルトラハイパーやればできるじゃねーかボレーシュートは、Jリーグ年間ベストゴールどころかプスカシュ賞受賞おめでとうと賛辞を送りたくなるスーパーゴールまで叩き出し、ディフェンスながらここまでで公式戦5ゴールともはや得点源と言っても過言ではない活躍を見せている。ここ数試合はなぜかベンチからも外れていて負傷離脱も噂されているがこういったところで謎に情報戦をしたがるのがいつもの長野パルセイロなので、そのうち何事もなかったようにひょっこり顔を出すと思う。

西田勇祐

横浜Fマリノス様からお借りした若い守備的選手で、昨年に引き続き2年連続でのパルセイロ在籍となった。2023シーズンは大怪我を負ってほぼ1年棒に振ったもののとある試合でパルセイロゴール裏サポーターから復帰祝いのコールを受けて感動して泣いちゃったこともあり、この一連の出来事が2年連続パルセイロ在籍の決め手となった可能性があるので、西田はそろそろ長野市周辺の戸建を探し始めてもいい頃合いだと思う。今年はプロ初の公式戦デビューを果たし、ここまではカップ戦の出場が中心だったが、息をするように失点を重ねていく今の長野パルセイロ守備陣を立て直すような活躍を見せてほしい。いやお願いします(切実)。

鈴木悠太

パルセイロユースからトップチーム昇格を果たしたセンターバック。小西に続いて2人目のユース即トップ昇格ということで、それだけで長野パルセイロおじさん達は大満足。多少守備のミスをしようが、味方ゴール前に正確なクロスを送ろうが、ディフェンスラインでのビルドアップを掻っ攫われて相手引っ張って一発レッド貰おうが、相手のロングボールをヘディングで跳ね返すと思ったらいきなりスルーしてそれをそのまま相手に掻っ攫われて逆転ゴール奪われようが、ユース出身だから許しますな訳ないだろどうなってんだ長野パルセイロの守備陣は。

工藤駿

大卒新人で加入し、リーグ戦デビューも果たした期待のセンターバック。上背は無いがスピードと思い切りの良さや球際の競り合いで踏ん張れる気合いを感じるセンターバックだが、その思い切りの良さが時に過剰にやり過ぎてしまう傾向があり、北九州戦での1失点目の安直すぎるK点超えスライディング通過失点は完全に目標をオーバーランしていて、これが電車でGO!だったら確実に即ゲームオーバーになっているほど見事なオーバーランとなってしまっていた。その後もセンターバックの控えとしてベンチ入りはしているもなかなか出場機会に恵まれず、交代選手のウォーミングアップを松原とともに最後までやっている姿を何度も見てきたので、母校であるジャパンサッカーカレッジの天皇杯での躍進を発奮材料に、実は超低弾道正確無比ロングフィードをバシバシ蹴られるとか垂直跳び2メートル跳べるとかそういった武器を見せてほしい。

砂森和也

昨年鹿児島から加入した2023シーズンは家族の都合でチーム活動から離脱し一時はプロサッカー選手引退も視野に入れたとされているが、昨季後半からチームに復帰。今季は長野パルセイロ2年目となった。やはり半年近いブランクの影響は大きいのか、キック精度にやや陰りが見えたり、持ち前の推進力はまだ見せられていないが、経験豊富な貴重な左利きとしてチームを支えてほしい。あと個人的には今年中にもう一回PKを蹴らせてあげてリベンジの機会を作ってあげてやりたい、ボールに水ぶっかけまくれ。

MF

西村恭史

2023シーズンは清水エスパルスからのレンタルだったが、今季はまさかの完全移籍での加入となった中盤のテクニシャン。個人的には普通にレンタル元に帰ってまたJ3の他クラブとか行くんだろうなあなんて思っていたので完全移籍が発表された時は正直びっくりした。長い手足を生かしたボールキープを元々持ち味としていたが、今季は守備面も大きく向上。中盤での運動量が以前よりも明らかに増えて、ボールに対しての寄せの意識も高まり、パス精度もどんどん良くなってきて試合数を重ねる中でようやく実力を発揮してきているが、相変わらずシュートに関しては苦手意識丸出しなのが良くわかる。金髪になったり黒髪になったりと髪色が忙しく、個人的には金髪の方が見つけやすくてありがたい。長野パルセイロ勝利試合後の集合写真では池ヶ谷と隣り合って写ることが多いが、明らかに様子のおかしい雰囲気を醸し出しており、最近になって大野と丹羽も混ざり始めて通称【池ヶ谷部隊】を結成しているらしいが、あまりにもツッコミが追いつかなくなるので程々にしてほしい。

はい。Part2

パク・スビン

今治から加入した韓国人ミッドフィルダー。中盤の底でボールを引き出して捌いて動き直してみたいな動きを繰り返し行なったり、守備の時も身振り手振りで指示を出して味方を指揮できる、いわゆるポジショニング型司令塔なのだが、いかんせん今年はボランチのライバルが多すぎるのでなかなか出場機会が得られていない。西村が不動の地位を築いてるダブルボランチの残るもうひと枠をスビン、古賀、加藤、碓井で争うのでよほどの大活躍を見せないとレギュラーは厳しそう。というか今年ポジションかぶる選手多過ぎません??そもそも選手抱え過ぎじゃない??大丈夫?固定資産税かかりません??髪型が2000年代前半のJリーグでよく見かけた形になりつつある。

丹羽匠

昨年大卒新人として加入した中盤。背番号28番は苗字のニワ(28)から取っている、かどうかは定かではない。まだプロ初のリーグ戦デビューはできていないが、ボランチの層が浅間山くらい高い今季は相当アピールしないと出場機会の確保は大変そう。これだけはチームメイトの中で一番だと思うこととして「先輩に飯に誘われた時のフットワークの軽さ」をあげているが、おそらく池ヶ谷先輩に無理やりご飯に誘われていると思われるので、あまり池ヶ谷色に染まるのは控えたほうがいいと池ヶ谷颯斗定点観測委員会委員長の僕は進言したいです。

高橋耕平

2023シーズンの後半に3バックの右でレギュラーを掴んだが、今季はここまで出場無し。ディフェンス、ボランチのポジションでのライバルが多く加入した影響をモロに受けている。積極的に身体をぶつけにいく守備と長い髪をなびかせながら颯爽かつ本能のままに前進していくオーバーラップが魅力だが、元々ボランチなのでセンターバックを任せるにはフィジカルや体格にやや不安があり、実際昨季も相手の大型フォワードに競り負けて失点に繋がるような場面が見られたが、それは今年高橋が出場していない試合においても普通に発生している現象なので多分高橋のせいではない、多分。サポーターからの待望論も大きく、守備が崩壊して負けた試合後は決まって「高橋を起用しろ!」、「いいから早く髪切れ!」、「むしろもっと伸ばして相手に絡みつかせろ!!」の声がX(旧ツイッター)に沸き上がる。

碓井鉄平

富山で長年主力として活躍していて実に2016年以来の長野パルセイロ出戻りとなったボランチ。お帰りなさいませ。最初に碓井が加入した当時の長野パルセイロではあまり出場機会に恵まれず、わずか半年足らずでレンタル元に帰ってしまったので当時の印象はあまり残ってない。「誰が加入しようがなんだかんだ言って最終的にはボランチ有永」時代の真っ只中だったので仕方ないとも言えるし、今振り返ればあの頃から長野パルセイロは段々と下降線に入っていったなあとしみじみ思います。今思い出すだけでもゲロ吐きそう。2度目の加入となった今年はボランチポジションのライバルがあまりにも多過ぎてリーグ戦での出場機会も限られてしまっているのと、第20節時点までで出場したリーグ戦では長野パルセイロは1勝もできていないというジンクスがあるので、砂森のPK同様、勝ち試合で無理やり投入するなどして嫌な流れを払拭してほしい。

古賀俊太郎

YS横浜の主力として活躍していた中で上カテゴリーへの個人昇格も噂されていたところ、何をどう間違えたのか長野パルセイロに加入してくれた中盤の走り屋。中学校時代にイングランドのレスターユースに加入したのち海外各国のリーグを渡り歩いたという珍しい経歴の持ち主で、フィッシュ&チップスもアフタヌーンティーもスターゲイジーパイも無く、味噌とりんごと野沢菜しかないような単なる田舎の長野県で果たして生活ができるのか些か不安になるが、試合ではイングランドを含めた海外サッカーで鍛え上げられた走力といかにもイングランドチャンピオンシップクラブ達が好きそうなボックストゥボックスタイプのセンターハーフという感じ。4−4−2フォーメーションの中盤で攻守に頑張れる2000年代初期のプレミアリーグによくいたセンターハーフを想像していただくとイメージしやすいと思う。年齢も若いし身体に無理が効くので長野パルセイロ炎の前線プレスの中心として頑張ってもらって、あとレスターのコネを使ってヴァーディかハリーウィンクスかEUROにも出てたファースを長野パルセイロに誘ってくれ。

加藤弘堅

長野パルセイロで1番SNSをちゃんと更新する真面目兄さん。山中レオは彼を見習ってほしい。ヴェルディや北九州で主力を張っていた実力は伊達じゃなく、他の選手とは明らかに一線を画すパスセンスや判断力、シンプルながら気の利いたプレーはこれまであまり長野パルセイロにいなかったタイプなのだが、八ヶ岳を走り回るが如く走力を要求される今の髙木リキ長野パルセイロ戦術の中では、攻撃にアクセントを加えるジョーカーとしての役割が中心になっている。年齢云々よりも単純にプレースタイルの方向性が違ってはいるもののその高い戦術眼でなんとか適応しており、対岐阜戦ではゴール前まで走り切ってヘディングゴールを奪うなどサポーターからの人気は絶大。加藤弘堅の活躍で勝利した試合の後には「弘堅が勝利に貢献wwwwwwwwwwwwwwwなんちゃってwwwwwww」のポストが(主に僕から)長野パルセイロサポーターのタイムライン上に溢れかえるので、それが嫌な人は加藤弘堅が活躍した試合のあとは僕をミュートにしてください。でもブロックはしないでください。

前線は後編で!!
後編↓


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