見出し画像

【スイス留学】9月編~現地で英語以外の言語を磨くには?~

こんにちは、Hugoです!記事を見つけて読んでくださり有難うございます!

今回は、ほぼほぼ英語しか喋ることの出来ない日本人が現地で語学力を伸ばす方法について、現時点でわかっていることを共有していきたいと思います!

(※筆者の留学開始時点での語学力は、CEFRで言えば英語に関してはC1、ドイツ語に関してはA2くらいです。このくらいのレベルで現地を体感するとこう映る、という形で参考にしていただければと思います...)

1.本当に何も聴き取れない

画像1

僕の留学先であるバーゼルは、スイスの中でもドイツ語圏。道行く人はドイツ語を話すはずです。さて、試しに通行人の会話に耳を傾けてみると...

...ん...?

...んん...??

1語も聴き取れないパターンが殆どでした。特に子供たちの会話とか全く何言ってるか分からない。完全に別の言葉を話しているような感覚です。

ちょっと合間合間にドイツ語っぽい発音があったりするのですが、それでもその言葉を特定の意味を持った単語として認識することはできません。これがいわゆるスイスドイツ語、というやつでした。

そもそも僕のルームメイト達(ドイツ語ネイティブスピーカー)も

「Schweizerdeutsch全然わからなかった...」

と驚いているような様子を見せていたので、そういうことなのでしょう。

しかし、だからと言って終わりではありません。

ちょっとしたテイクアウトの注文や、スーパーでの買い物では僕が話すドイツ語も通じます。どうやらスイスの人々は各地方の方言を話しつつも、学校に入ると標準ドイツ語を学ぶそうです。

つまり、日常生活で自分から言葉を発していけば、(標準)ドイツ語を習得する機会はスイスでもある程度確保できるのです!

個人的にスイスドイツ語まで学習している余裕はなさそうなので、まずはルームメイトとも話せるよう標準ドイツ語を固めていきたいと思います。

2.ルームメイトと話そう!

画像2

以前の記事でも紹介したと思いますが、僕は現在7人部屋のシェアハウスに住んでおります。そして、なんとその内3人がドイツ人なのです!

その3人の出身地はバラバラですが、他の国の人たちがいなかったり、お酒を飲んだりしているときはドイツ語で話したりしています。遠慮の要らないネイティブスピードなのでお互いがものすごいスピードでまくしたてます。

その隣で自分の食器を洗いながらその会話の応酬に耳をそばだてていると、

「なぁーんだ、結局標準ドイツ語も全然聞き取れないジャン」

と素直に凹んできます。半年弱で詰め込んだ小手先の知識でやっていけるほどドイツ語は甘くはなかった。この寮で暮らして1ヵ月近く経った今でも最悪喋り出しの前置詞くらいしか理解できない、なんて時もあります。

凹んだのと同時に悔しくなったので、彼らに

「今ドイツ語勉強してるから、俺がもしドイツ語で話しかけてきたらドイツ語で返してくれ!」

とお願いしてみました。結果、快諾。つい最近始めたのですが、夕食の時間になっていきなり

「Was machst du?(何作ってるの?)」

と聞かれてもパッと料理名を言えるくらいにはドイツ語を使う抵抗がなくなってきました...!まだまだ質問を聞き返すことの方が多かったりしますが...(どうしてもだめな時は諦めて英語に切り替えてます)

文法だけやった頭でっかち卒業のために精進していきたいと思います!

3.語学学校に通おう!

画像3

バーゼル大学からいただいた資料の中に、語学センター(Sprachenzentrum)の情報がありました。"別途で金額は取るけれど、講義は取っていいよ"とのこと。レベル別に分かれていて、今現在も申し込みが可能なようです。

また、これ以外にも、現地の語学学校(Berlitzなど)に通うという手もあります。スイスでの滞在期間が長い場合(PhD取得のため等の理由で)、講座にかかる代金は現地のカントン当局が支払ってくれます。

(カントン当局の詳しい説明は【スイス留学】事前準備編~渡航手続き編~等を参考にしていただければ幸いです)

実質無料という素晴らしい響きですが、すべての人がそうというわけではありません。今回当局に問い合わせてみたところ、10か月の交換留学を行う僕は、そのサービスの対象外のようです。中々に基準が厳しい...!

ということで、結局大学の施設の方にお世話になることがほぼ確実になりました(サービス抜きにすると語学センターの方が安上がりなので)...。

何かと負担が多いスイス留学ですが、家族に頭を下げつつ、その負担を跳ね除けるほどの収穫を得て日本に帰りたいと思います!

それでは、今回も読んでいただきありがとうございます!Auf Wiedersehen!


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?