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【スイス留学】番外編~さびしくなったら~

こんにちは、Hugoです。今日はちょっと番外編です。

実は現地についてから2,3日目くらいまでは、早速ホームシックになって本当に寂しい思いをしていました。

優しいルームメイトはいるものの実質まだ他人同士の域を出ないし、それに生活のペースもお互い違うから一人でご飯を食べることも多い。これが意外とメンタルにきます。

僕の住む寮は共同キッチンが広々としています。その分7人掛けの机に1人ぽつんと座って昼食に手を付けていたりすると、朝と夜は必ず家族で食卓を囲んでいた我が家のことがふと思い出されるのです。

1.ちょっとした寂しさの特効薬

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「やばい、心が潰れる...。これはひと月と保たない...。」

焦りに焦って、とにかく日光を浴びようと街へ繰り出すことにしました。ライン川沿いからMünster(大聖堂)を眺めたり、近所の建物に目を通したり...。些細なことでもいいから刺激を探そうと必死でした。

その中で個人的にかなり有効だったのが、街の歩き方を日ごとに変えてみること。例えば同じスーパーを目指して買い物へ行くにしても、曲がる角を一つ変えるだけで街の表情は180度変わってくるものです。

美術館や会議場に近い、近代建築が融合しつつあるキレイな通りを行くこともあれば、粗いタッチのグラフィティが消されず放置され、粉々に割れた瓶の欠片がアスファルトに散っている荒れた道を通ったりもします。

そして必ず同じ目的地に辿り着くように歩けるようになると、不思議な安心感が生まれてきます"自分の知っている場所"が小さな異国の街の中に少しづつ増えていき、街に溶け込む感覚は想像より遥かに心地よいものでした。

また、道中では、幾つかのアジアンスーパー日本語のダジャレが書かれた現地のラーメン屋ののぼり、といった肩の力が抜けるようなオアシスも見つかります。

そうしたものに気づくためにも、多少疲れてもバスやトラムは極力使わないで歩くというのが大事かもしれません。これからも、時間の許す限り続けていこうと思います。

2.最後に

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街をぶらぶら歩いて、寂しさで潰れそうになっていた心を好奇心不思議な安心感でできた杖でなんとか支えながら生きているのが今の僕です。

大学の授業や留学生向けのオリエンテーションが始まったらまた心境にも変化が出てくるかもしれません。故郷に思いを馳せる時間も少なくなるかもしれません。

どんなことが待ち受けているのか全く分かりませんが、少なくとも今のところ言えるのは、寂しさになんか絶対負けない。ということぐらいです。なのでどうか、これからもバーゼルで奮闘する姿を見ていてください。それでは。Auf Wiedersehen.


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