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離婚した方が潤う日本の女性

最近、多くの女性が、自己表現やクリエイティブなことをして「自分らしく」生きてゆきたいと思っている事実を知り、驚いている。

「自己表現」と「表現」は、似て非なるものだけど、とにかくそういう欲求を出せる時代になったのだなあ、と思う。時代が、変わった。

なにしろ、わたしの若い頃なんて、アートとかクリエイティブなんて言い出す人は、決まって変わり者のアウトローだったから…笑。社会的にはネガテイブなイメージだったな。デザインすら、かっこいい響きはなかった。なので、そういう道に進む腹を括れてたのは、むしろ男の方に多くて、女には少なかった。

さて、表題の件。また世間を敵に回すかもしれないけど。

わたしはシングルマザーとして、なんと母子手当をもらったことがありません。

それはひとえに、自分の子供を、税金で育てたいとは思わなかったからです。貧しくてもいいから、自分の、あるいは元夫の稼ぎで育てた方が、のちのち充足感を得られるだろうと考えたのです。(私も元夫も、アーティストを生業としているので、稼ぎはもともと不安定なのにね…。)

これはホントに一時はキツかったので、誰にでもおススメできるわけではないけど、

この腹の括り方のおかげで、わたしの稼ぎ(と名声)が数年でうなぎのぼりになったのは事実です。腹の括り方って、とてもよく周りに伝わるんですよ。

息子が中1のころ難病を患って、3ヶ月の入院生活、その後約2年の治療生活になった。私が看病もしてたから、当然稼ぎもなく、あっという間に貯金も底を突いた。その時はさすがに困ったので、「これにこれだけお金かかるから、半分出してくれない?」と予算表を元夫に送り、交渉をしました。

彼は、理由をきちんと説明したら出してくれないでもない人だったから、受験の時も助けてもらった。ピンチを乗り越えてこられたのは、元夫との信頼関係のおかげです。

だけどオランダは、女が一方的に定額養育費を男に請求するような文化ではない。慰謝料とか、そんなものは考えたことさえさなかった。男女平等だから。そのためオランダ女性は腹がすわっており、実にたくましく社会で働きます。離婚したら養育費も半々が普通。

今日もテレビを観てたら、離婚したばかりの女性の話が出てて。3人の母で、パートで月15万、母子手当7万、元旦那からの養育費で3万だったかな…(すみません、うろ覚え) とにかく25万の収入。足りない、どうにかしてくれ、と。

私から見ると、潤ってるね! って思う。15万は自分の稼ぎとして、ほかに10万もお慈悲があるわけで。様々な事情があったとしても、毎月25万、使い方はぜんぶ自分の自由だと考えたら、楽しみではないか。考え方ひとつだ。

もしパートしかできなくて稼ぎが上がらないなら、単純な話、生活の水準を下げればいい。私なら子供たちと、どれだけお金かけないで豊かな生活ができるか、ゲームをするかな。水道と電気は生きるのに必要だから、ガスを止めてみるとか。通信費をカットしてみるとか。生活そのものを「実験」として発信して、「ビジネス」にしてもいい。お母さんの仕事だけでなく、子供達のお手伝いもポイント制にして、みんなでポイントを競い合うとか。

それが本当の「潤い」。つまり夫からもっともらいたいのに、もらえないから「苦しい」と文句タラタラなのではないか。それはきっと額の問題ではなく、100万もらってる女性でも同じように思う人もいるかもしれない。乞食みたいなマインド。

ポイントは、「わたしは潤ってる」と見るか、「わたしにはこれしかない」と見るか。「これしかない」と悲観的になると、マインドの自由はない。こういう人は、離婚しない方がいいかもしれない。

私自身は、最低賃金が日本でも最低レベルの辺境の地(石垣島の中でも特に辺境)を選んだ。東京からは2000km離れてるけど、かなりユニークな子育てができたと自負している。わりと片親の貧困家庭が普通な地域。月10万円くらいで暮らす母子もけっこういるだろう。でも自然の恵みが豊かなので、悲壮感漂わず、むしろみんなカラッとしてて幸せそう。

私も「うちは貧乏だから」というフレーズをなにかと息子のオネダリを断る時などに便利に使っていたけど、ある日息子に突っ込まれてしまいました。「ビンボービンボーって、うちはホントウの貧乏じゃないでしょう! だってパソコンだってMacだし、しかもProだし、iPhoneだって最新じゃんか!」

バレてたか…。そんな風にじゃれ合ってた息子もあっという間に巣立ってしまい、今はパートナー(♀豆柴)と身を寄せ合いながら暮らしております。経済的に苦しかったあの頃は、今となってはいい思い出。

あるいは専業主婦というのは、都市部の発想なのかもしれない。地方の家庭には珍しいのではないだろうか(特に農家や商家など)。そんなふうにも思ったりする。

女の生き方は難しい。ひとえに男女平等を唱えても、日本でオランダ女性のような腹の括り方ができる女性がどれだけいるかしらとは思うが、少しずつ変化の流れは感じている。

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