1.幼少期のトラウマ

おとなしくて自分の意見も言えない、
他人の顔色ばかり伺ってずっといい子だった私が
自分のやりたい事を見つけ、
本当の笑顔を取り戻すまでのストーリー。


私は
静岡県の電車も1時間に1~2本という、田舎で生まれ育ちました。

祖母は仕事も家事も何でもこなす人だったけど
近所で1番性格がキツイと言われる人で

そんな姑や小姑との同居から新婚生活が始まった母にとっては、ツライことの方が多い生活だったようです。


初孫として生まれた私は
親戚からもとても可愛がってもらいました。

ただ、その幸せも
続いたのは2歳になるぐらいまでだったかな。

2歳半で弟が生まれた頃にはもう、抱き癖が付くと良くないと

母に抱き着いたり抱っこも禁止。

お姉ちゃんだからと甘えることも許されなかった。


三つ子の魂100まで、って言葉を
3歳までに厳しく育てると勘違いしていた祖母や父は

私をどこに出しても恥ずかしくない子にする為に
厳しい躾を始めました。


今だと虐待と言われるようなその躾は
私の性格形成に大きな影響を及ぼしました。


言うことを聞かなかったり、口ごたえすると

お灸と称して
仏壇の前まで引きずられ、
火をつけたお線香を手に押し付けられました。

泣いてもわめいても謝っても
それが終わるまで許してもらえない。


母も
「あんたも一緒に怒りな」と言われ、
でも優しい母はそれが出来なくて

可愛い我が子が目の前で
要は根性焼きをされるような姿を見て
見るに耐えなかったと思います。


そんな風におばあちゃんに怒られた日は
父が帰ってくると
すぐに祖母が
「今日、まきを怒ってくれた。あんたも怒ってやんな。」
と伝え、何時間も経って私はもう何が悪かったのかも忘れてしまっているのに
今度は父から怒鳴って叩かれる。


そんな祖母や父のことは、ほんとは大嫌いでした。
でも、そんな言葉を言う事も、態度に出すことも出来なかった。
なぜなら、嫌な顔を見せただけでも手が飛んでくるから。

続きます♪

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