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個人ではなく、まちづくり会社で古民家再生をすることが潮流になるかもしれないお手本事例「NIPPONIA」

全国32地域で古民家ホテル「NIPPONIA」を展開する株式会社NOTEを8月に取材しました。動画が完成したので、きのうYouTubeに掲載しました。

地域の古民家をオシャレなホテルにリノベすること自体は目新しくありません。NOTEが画期的なのは地域を巻き込んだ古民家再生の事業スキームを考えたことにあります。NOTEはホテルの開発会社ではなく、まちづくり会社です。

詳しくは動画をご覧いただきたいですが、私が取材の時にうならされた藤原社長のコメントを以下に紹介します。

よく地方であるのが若い子が帰ってきてここでカフェやりたいと。地域の名士がそれだったらお金を出してやるよと。ただ、それをやるとその若い子が建物の改修リスクと営業リスクを二つ抱えてしまい、けっこう重い。

1年2年やってみてもうまいこといかなくて。結局また空き家になってしまう事例も少なくない。であるならばせっかく移り住んでくれた思いのある若い子にいきなりリスクを全部のせてしまうのではなくて、まずは営業リスク半分だけ背負ってください。

残りの半分(建物の改修/管理リスク)はまちづくり会社が背負いますから。ここで安定してできるようになったら、建物部分は一緒にみますかというバトンを渡していくことが一番大切なのかと思っている。


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