地域という名前の人はいない

いま、7月に撮影した鹿児島県の甑島（こしきじま）の「東シナ海の小さな島ブランド株式会社」代表のヤマシタケンタさんの動画編集の真っ最中です。

ヤマシタさんへのインタビューは1時間以上しました。その中で特に印象に残ったお話がありますので、紹介します。（動画ができるまでまだ時間がかかりそうなので…）

「なにかを起こそうとするときに自分の思いは大事だけど、思いだけでは変えられないということも現実です。

だからこそ、私たちは何をすべきかということを常に問われているし、行動しなければ変らないことも事実。その時に何かを変えようとすることは自分以外の他者があることなので、まず自分が笑っているかどうかをちゃんと自分に問いを持つことですよね。

地域を変えよう、島を変えようと思っても、地域という名前の人はいない。だれだれさんとだれだれさんが暮らしている町なので、自分自身が一番身近にいる人が笑って、その人の隣にいる人もその人を見て笑顔になって、その連続が町を変えると思っている。

僕は今自分が笑えているか、笑えることに向き合おうとしているのか。苦しいけど、その先に笑顔になれるものを信じられるなら続けていきたいと思う。正しくあることはやめた方が良いんじゃないかなと。楽しくあること」

東シナ海の小さな島ブランド株式会社 代表 ヤマシタケンタさん

世のため、人のためにではなく、自分自身が楽しむために。その方が物事はうまくいくように思います。私は若い頃にはわかりませんでした。