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素敵なcafeのはなし。

最近、お気に入りのcafeができた。ここ三週間で三回訪れるというハマりぶり。もともとcafe巡りが好きで、雑誌やネットで見つけては行ってみて、撮影許可を得て写真を撮らせてもらったりする。その中でもリピート率が高い、このcafeはかなりのお気に入りである。

まず、一度目は一人でゆっくりと訪れた。店主さんに撮影許可を得て、たくさん写真を撮って。ここまではいつものcafe巡りと同じパターン。この時お客はわたし一人。店主さんが「いいカメラですね」と話しかけてくれたので「はい」と答えた。わたしは普段、人見知りでなかなか自分から話しかけたりできなかったりする。が、その時は「写真見ますか?」と話が続いた。

わたしは「撮った写真送りましょうか?」と聞きラインの交換をした。この流れ自体が自分の中ではとても珍しい傾向であった。

この時、店主さんやお店の雰囲気がとてもしっくりときたので、すぐにまた行きたいなと思い、姪っ子に猫がいるcafeに行ったんだ。と話し写真を見せたら「行きたい!」と言ったので、二度目は母と姪っ子、甥っ子二人とわたし五人で訪れた。この日は私達以外にもお客が何組かはいり、店主さんは忙しそうでゆっくり話せなかった。

そして、三度目はピアノのジャズライブに訪れた。一度目に行ったときに音楽の話になり、店主さんから、この日に開催されるライブの話を聞いた。店内にはピアノ以外にも楽器がいくつも見られる。それもまたこのcafeの魅力の一つに感じた。コロナ禍でアーティストのライブにも行けず、生演奏の「音」を求めていたわたしは「行きたいです!」と即答するくらいのタイミングで返事した。

cafeライブ自体がはじめての経験で、大好きな空間で生演奏、そしてピアノの音が聴けるということで当日がとても楽しみだった。

ここからcafeでのライブ初体験の話です。前置きがだいぶ長いけど、この一連の時間の経過が一つ一つ連なってるのが大切なプロセスだと思うので記しました。

ライブは17時開場。17時半開演で。17時10分頃cafeに到着すると何名かの方が既に席についてあって。ピアノに向かって席が数席準備されていた。

わたしは店内を見回して窓側でピアノを弾く手元がよく見える丸いテーブル席に座った。一つ隣に男性が座ってて。その方もお一人で来られてる様子でした。だけど、周りに気兼ねすることなくお食事したりワインを飲んだりマイペースに過ごされてその場を楽しんででる様子だった。

けれど、わたしにとっては店主さん以外は知らないひとばかり。常連さんたちはフレンドリーにお話されてて、わたしは多少の緊張みたいなのは感じたかも。途中、店主さんがすこし心配そうに「大丈夫ですか?楽しめてますか?」と声をかけてくれて。店主さんのそうゆう優しさとか暖かさもこのcafeの良さの一つだなと思った。

17時半を過ぎ、ピアノの演奏がはじまりました。さっきまでウロウロしていた、あの方がきょうの奏者さんなのか!とその時はじめて知りました。風貌はトレーナーにジーンズ、そして小池さん風の髪型(わかるかな?)とにかくジャズピアノとは結びつかないラフな出で立ちで。そんなとこも肩の力を抜いて素直に楽しめた要因の一つでした。
 
すこしだけMCがありお人柄も穏やかで、のんびりと演奏がはじまりました。一曲ごとにその曲にまつわる話を聞かせてくださり、それで曲の背景を感じながら演奏を聴くことができたので、知らない曲でも親しみを感じながら聴くことができたのも良かったです。

曲のタイトルはなかなか記憶するのは難しかったけど、一曲目聴いてて、今まで聴いたことのないピアノの演奏をされるので、わたしのなかでは、んんん?とこんな調子で演奏が続くのかな?と。正直好みではないピアノ盤の弾き方でした。うまく言えないけど、一つの音を単体で弾くような、連ならない音を連打するみたいな。決して流れるような演奏とは言えない。これは失礼な表現かも知れませんが。そう感じまてしまって。

でも二曲目はまたタッチが変わって、んん?となり。三曲目もすこし違って。何曲目かでご自身で作曲されたと言う曲になった時、一番なだらかな音を紡ぎだしてるように感じました。そこからは独特なリズムに慣れてきたと言いますか、この演者さんはすこし変わったリズムのとりかたをされるんだ!と理解してきました。演奏の癖みたいなものかな?と。

わたしは小1から小3までピアノを習っていましたし、音楽は好きでたくさん聴いてきたので、一定のリズム感があると思います。メトロノー厶がカチカチと示す音に合わせて練習してましたし。このあとはこう進むだろうが裏切られるような感覚を覚えました。

だからこそ、この演者さんの独特のリズムに最初は違和感を感じたのかも知れません。

だけども、みんなが同じリズムである必要はないわけで、音楽は音を楽しむ。それが一番だと思います。独特のリズムを刻むのも、凡人にはできない訳で、オリジナリティのあるユニークな方だな。と最終的に納得しました。

つらつらと書きましたが。このようなライブは特別で。普段とはまた違った体験ができたので行って良かったと思いました。  

ここのcafeでは他にもギターの弾き語りや様々な楽器のライブが不定期で開催されてるらしいので、次回気になるライブがあればまた訪れたいです。

お客は10名ほどの小さなcafeライブ。とても素敵な体験ができて。出会いに感謝です。

他のお客もそれぞれお習字の先生や、ヨガの先生、英会話の先生と。みなさん特技をもった素敵な女性の方々で、帰り際すこしお話して。わたしは主婦なので特技はなあ、と内心引け目を感じてたりしたんだけど、店主さんは「カメラが趣味で最近よくきてくれるようになって」と紹介してくれて、すこし雰囲気に馴染めたような気がします。

最後にcafeの紹介と、写真をすこし載せます。店主さんお一人で営業なさってるので、一度にたくさんのひとが来るとお待たせすることもありますので。と仰ってました。一人でゆっくりと珈琲を飲みながら本を読んだり。そんな風に過ごせるとても素敵なcafeの紹介でした。

お近くの方は是非訪れて見ては?
きっと気に入ると思いますよ♡


福岡市西区小戸3 - 40 - 8
alikwa ✴ アリワ
092 - 882 - 8822

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