【スナックゴジラ@歌舞伎町】長いお客様は、20年近くも!ホステス出身のスナックママのお仕事論
前回に続き、インタビューお二人目は、新宿歌舞伎町のオーナーママ・一ノ瀬風花さん。水商売暦の長い風花ママのお仕事論について聞きました。
一度お会いしたお客様のことは、何年経っても忘れない
ー 多くの経験積まれて、念願の独立だったんですね。ホステスさん時代も含めて、これを気をつけてる、努力してるってことはありますか?
お礼の連絡は必ずします。あと私、人より記憶力がいいんです。数年前に一度来てくださっただけの方でも、どこの席に座っていて何の会話をしたか、覚えてて、それは武器ですね。
ー ホステス時代のお客様で、今も来てくださる方はいますか?
18歳の頃からずっと来てくださっている方がいます。地方転勤とかで3年お会いしなかったりしても、東京戻ってきた際に、「今どこのお店で働いてますか?」って連絡くれるんですよ。だから、18歳の頃から、一度もメールアドレスも電話番号も変えてないです。長年のお客様も多いので、80代のお客様までいらっしゃいますよ。
ー Instagram拝見すると、毎日違う衣装着られてると思うのですが、それもこだわりだったり…?
ホステス時代、毎日出勤していて、衣装やアクセサリーを変えることくらいしか楽しみがなかったので、1シーズン100着以上持っています。同じお客様の前で、同じ衣装は二度と着ないです。格別に芸能人みたいに綺麗じゃない人間が、お客様に気に入ってもらって再来店してもらうためには、そのくらいの努力はしないと。今日は浴衣DAYなので、お店の近くで着付けまでしてくれるレンタルショップを利用しました。
キャバ嬢やホステス時代より、接客も裏方業務も大変
ー これから独立されたいという方へメッセージはありますか?
自分でお店をやる方が、楽しくて、大変ですね。独立して初めて、契約事などを自分でやってみてから、雇われ時代に黒服さんへの感謝が足りなかったと反省しました。私、生意気だったので。働かせてもらってる有難さは、独立してからやっと分かりました。あと、ノーゲス(来店ゼロ)の日が何日も続くと、精神的にキツイですよ。
ー 接客面での違いはありますか?
キャバクラやホステスは、基本的に1対1に対して、カウンタースナックは1対多数で大変です。お客さん同士の相性見極めたり。スナックを切り盛りする方が、ホステスさんより接客の難易度が高いと思います。
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