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僕の半生Part7 大学卒業後〜就活 選択のぶれ 見られ方を気にする自分

大学からバンド活動を始めた僕は、
バンドが動く事で自分を認められるように頑張っていました。
大学は就職せずに卒業するのですが、
ここから僕の迷走が始まります。

大学卒業後、大学院へ進学し休学、退学して就職活動


大学卒業以降の僕の経歴は実にややこしいです。
・就職活動をせずに卒業すると宣言
・大学卒業後、結局大学院に進学
・進学と同時に大学院を休学
・就職活動を始め、大学院を中退し、新卒として就職

はい。もう見ての通りぶれっぶれ。
当時は色々理由をつけて言ってはいましたが、
これだけぶれていたのはひとえに
「他者の目を気にしすぎている」
自分がいたからだと後になって思います。

歪んだ自己評価の弊害

高校時代のポストに書いた通り、
僕は自分が特別だと思う事で、
なんとか苦しみから自分を守ろうとしてしまいました。
https://note.mu/makiodrums/n/n89577a28cbc2

結果的にこの事による弊害が現れたのがこの時期だと思います。
“自分は特別だ”
“自分は失敗しない”
“そこら辺のただのフリーターバンドマンにはなれない”
“ただのフリーターだって世間から見られたらどうしよう”

自分が特別じゃないとみられる事を
極端に恐れるようになってしまっていたのです。
まだ学生という、ある意味社会的に保障された身分から、
社会に一歩出たら僕はおもしろい人間なのだろうか。
僕の承認欲求は満たされるのだろうか。
頭の中に浮かんだ答えは“NO”でした。

自分を守っていたのが
“自分は特別だ”
という壁でした。
その中の生身の自分は、圧倒的に自信のない、
高校時代の劣等感にまみれたままの僕でした。
中身を伴った自己評価ではなく、ただの虚勢だったのです。
誰かに『自分は特別である』と認めてもえらえないと、壁の中の弱い自分が露わになるようで怖かった。
自分自身で築いた、歪んだ“自己像”の中で、
どのように振る舞えばそう見てもらえるのか、
必死で考えながら日々過ごしていたんだと思います。

バンドが解散し、音楽ができなかった時期


ちなみにこの大学院を休学している間に、herberが解散します。
そこからしばらく、僕を拾ってくれるバンドもアーティストもほとんど現れませんでした。
しばらく音楽ができなかったんですよね。
それもあって、
“俺のドラムはすごいぜ”と張っていた虚勢も取り払われ、
どんどんと自分が弱くなっていくようでした。

だから、受験勉強に必死になったように、
就職活動に必死になったんだと思います。

この頃の自分は本当にかっこ悪いなと思います。
なにせ、まっすぐじゃない。
自分のことが認められず、言い訳しながらぶれてばっかり。
ただただ、承認欲求とプライドのみ。
そりゃ、この時のドラムがかっこいいはずなんかない。
誰も拾ってくれるはずないよな。


ただ、就活はうまくいき、
僕は総合人材大手の“インテリジェンス”という会社に入社します。
いまはグループ統合により“パーソルキャリア”という名前に変わっています。

結果的にこの会社に入社してよかった。
この会社での出会いもまた、
その後の僕の人生を決定づけるようなものでした。
自分がぶれていたこと。
この事に気づけたのはこの会社に入社したからです。

この話は次回。。。

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