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Don't think Feel for MY LIFE

「前腿の筋肉を上に引き上げるようにして、そうすると自然にお腹にも力が入ってきます。
足裏と大地との繋がりを意識しながら、肋骨は閉じて、腰は反らない、肩の力を抜いて。」

みなさん、これを一気にやろうと思うとどうなるでしょうか・・・
わたしの場合は・・・眉間に皺が寄っていたみたいです。。

わたしの通っているヨガ教室には鏡がありません。
なぜならヨガは自分の内側を見つめる修行だからです。
視覚から入ってくる自分の姿に惑わされず、集中します。

ですから、自分がどんな表情をしているか分かりません。

理想としては、内側は強く、そして外面は軽やかに。
つまり、水の中ではものすごいスピードで脚を動かしながら、水面では華麗な姿で泳いでいるように見える白鳥のように、深い泥の中から顔を出し美しい花を咲かせる蓮のように。
どんなに辛いアーサナ中も口角を上げて笑顔で。
そして同じようにマットの外の日常でも、どんなに辛いときでもそれを乗り越えて、流されず笑顔でいられるように。

ヨガはそのための修行であります。

先日、いつもと違う先生のレッスンを久々に受けた時、帰り際に先生が声をかけてくださいました。
「何か分からないところがあればなんでも聞いてくださいね!
考えながらやるとどうしても難しい顔になってしまうよね・・・」

そう言われて、頭で考えながら動こうとして眉間に皺が寄っていたんだなと・・・思いました。

「どうしても頭で考えてしまって・・・『肋骨を閉める!?』とかすごく難しいですよねぇ・・・」
と言うと、
「そうですね、でもやってるうちに感覚が掴めて、自然とできるようになってきますよ。」
と慰めていただきました。

ヨガを始めて4年くらい、本格的にやり始めてからはもうすぐ2年くらいでしょうか。
できるポーズも増えてきて、今は本当にヨガが楽しいし、心が落ち着き、精神的にも強くなれた気がします。

それでもまだまだ出来ていないことも多いので、レッスンではいつも新たな発見があります。

アーサナは人に見せるためにやっているわけではないので、綺麗にできることが目標ではありません。
むしろ、形はそれっぽく見えても、正しい筋肉を正しく使えていなかったら、そのアーサナから得られる効果は正しく得られませんし、最悪の場合は負傷してしまうことも。

助言は素直にありがたく受け入れ、自分の欠点を認め、それを改善するためにどうしたらいいのかを考えながらまた練習します。

これは普段の生活でも同じことだと思います。
よく、ヨガの先生達は、「その人のアーサナを見ればどんな性格の人なのか分かる。」といいます(怖いですよね!笑)。

見栄っ張りだったり、素直に人の話を聞けなかったり、同じことを繰り返したり・・・
いろいろな事が浮き彫りになってしまうんですって。
だからこそ、まずはヨガの練習をして、自分と向き合い、自分の弱いところや駄目なところにも目を向けます。
これって結構怖いことです。
でもその積み重ねがマットレスの日常でも強い自分に近づけるのです。

前腿を引き上げるのも、肋骨を閉じるのも、まだまだ頭で考え眉間に皺が寄りそうですが、自然に笑顔でできるように、そしていつでも笑顔でいられるように。
今日も練習します。

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