老舗旅館の対応がやばすぎた
先日、老舗の旅館に夕食の予約について
確認の電話をした
「慰労会をしたいので、夕食は個室でお願いできますか?」
「あー…ちょっとできないですねー」
「え、できないっていうのは…」
「ちょっと難しいですね」
「他の方がいらっしゃるんですか?」
「そうですねー」
「…分かりました」
なんでできないの?
いつならできるの?
その曖昧さはなに?
最後の答えを聞くまでに色んな "?" が浮かんでくる
まあまあ老舗の温泉街、有名旅館の対応がこんな感じなの?と思いながらまだ行ったことのない旅館の期待値は下がるばかり
特に電話対応なんてその旅館の看板なのになあと思いながら、ふとコロナ禍の仕事への影響の話を思い出した
少し前になるがこれまで経験したことのないパンデミックに、どの職業の人も少なからず影響は受けただろう
その中でもやはり飲食店への影響は連日放送され、廃業になったケースも多いそう
そんな中での経費削減は必須で、人材への投資もこれまでと同じとはいかなくなった
少し世間が"元通り"になってきた頃、人の流れが再び外にも流れるようになった
私もその1人で、旅行をしたり外食をする機会も増えた
これまで通りを期待しているけれど、なんか違う
「こんな味だったっけ?」
「こんな量だったっけ?」
「店員さん、呼んでも来ないね」
私が感じていた疑問は、色んなところからも聞くようになった
あー、やっぱりコロナの影響だししょうがないよね、と思いながらも今回私が旅館で受けたようなサービス面での影響もコロナのせいなの?と疑問が浮かぶ
確かに経費削減により、研修が受けられなかったりそもそも人手不足で各所に手が回らなくなったり、何かしらの影響はあると思う
けど…最低限のサービスも何もかもコロナのせいだね、では片付けられない
今回のケースでいえば、
「あいにく他のお客様がいらっしゃるので、ご用意できかねますが、少しひらけた場所から離れたお席をご準備させていただきたいと思いますが、いかがでしょうか?」
など提案していただけるとこちらも仕方ないけど、離れた場所ならいいね、と快く受け入れられる
同じ金額を支払うなら気持ちよくその時間を過ごしたいし、きっとその電話対応してくれたスタッフも逆の立場ならそう思うはず
そういうことを想像しながら仕事ができれば、言い回しも変わったのかなあと思うと、それはコロナで研修ができなかったから言えなかったのではなくて、その人の仕事観や思考力ではないのかなあと思う
これからインバウンドがますます増えて、日本はそこに頼らざるを得ない面も増えるだろう
そんなとき日本のおもてなし、は発揮されるのか…
仕事観は時代によって変化するが、日本のおもてなしの心は大切にしたい
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