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東京恋愛戦国日記~第2章 ノリ編その①社会的強者に逆らえない私のハート~


上京して、大人の自覚もあんまりないままの、新卒1年目。

私は深津絵里主演の「女の子ものがたり」という映画を見て、
「どこかに、私のことを全部好きな子が、きっといますように〜!!」というセリフが妙に自分の心に刺さって、恋愛関係に悩んではこの言葉を反芻しながらスルメ噛んで泣いていた。
(ぐっ、、、いつか、、わたしのことを全部好きな人、、現れるかなぁ)


そんな中、サブカル男子ナカタくんの後に出会ったのが、ノリくんだった。


ノリくんあたりから、スレ始める私の恋愛感覚。。。


ノリくんと出会ったのは、
友人が開いてくれた合コン。
友人の彼氏が商社勤務でそこの同僚がお相手だった。


どんなこと話したとか全然覚えてないが、とにかく話がつまらなかったことだけは覚えている。


男A「オレ、今日メール送って、受信したんだ!」
男B「オレなんか、階段で移動したし!」
みたいな内容を永遠と自慢げに話してきたと思う。

(つまんねぇな、、)


と思っていた矢先、正面に座っていたノリくんは、
どうやら司法試験合格者の法務部のルーキーということが判明。


(弁護士、、、、ドゥクン。)


ノリくんも、会話の内容は
「オレ、今日コピーとったわ!」くらいの雑魚トークだったが、


(司法試験、、社会的強者、、、、ドゥクン。)


私の心は社会的ステータスに高鳴るばかり。

ノリくんは顔はキンコン西野にそっくりで、正直全くタイプじゃないけど、
世間的にはイケメンの部類のはず、、!
ナカタの恋の痛手を癒すには、君しかいない、、!!!

ノリくん、君に決めた!!!!!!!!!!


ということで、ニコニコとノリ君の話を聞き、合コンは解散。

ノリ君も私に興味をもってくれたようで、
次回飲みに行こうとのお誘いが!


さて、ノリくんとの1度目のデート。
「22時渋谷でいいかな?」
「おっけー♡」

私のことをぜんぶ好きな人、、
ノリくんかなぁ、、!?
など不毛な期待をしていたフカフカの恋愛観の私は、
22時渋谷集合を秒で快諾。

「ノリくん、忙しいんやなぁ、大変やなぁ」
とツタヤで待ち時間を潰しながら
ノリの心配までする始末。

そして連れて行ってもらったのは、バー。

「ジントニック2つと、ミックスナッツで」

(、、、、、っいや、2次会やん!?)

こちとら腹減らして待ってたんや
しっぽり肘ついて浸ったんじゃねーぞ?


よくよく聞くと、会社の飲み会終わりだそう。

(わし、2次会要因かいな、、)
フカフカの恋愛カーペットに、土足のノリが1歩入り込んできた、、、、


「次どうする?俺ん家目黒だけどタクシー乗ったらすぐだし、来る?」


(めぐろ、、、ドゥクン。)

目黒というキラーフレーズに、
再び脈打つ鼓動。

よくよく考えれば、ヤリモクなので、私の恋愛フカフカカーペットめっちゃ汚しにかかってきてるねんけど、
当時の私は気づいていない。


でも、翌日仕事だし普通に帰りますとお伝えしその日は解散。


その②へつづく(次回下ネタ強いよ)

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