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育休中のボランティア『ママボラン』『ママボノ』を両方やってみて感じたこと

二度の育休中、私は2つのボランティアプログラムに参加している。いまや5歳になった娘のときは『ママボラン』、現在息子の育休中に参加しているのが『ママボノ』だ。

いずれのプログラムも、これまでのキャリアで培ってきたスキルを生かし、企業や団体の利益のため、ボランティア活動をするというもの。しかし、その内容や参加して得られたものはかなり違ったので、まとめてみた(個人的見解です)。

ママボラン

ママボランとは、株式会社mogが提供しているボランティアプログラム。詳細は下記を参照いただきたいが、3ヶ月間、企業や団体でスキルを生かした支援を行うことで、今後のキャリア展望を考えるプログラムだ。

私が参加したのは5年前なので、内容は当時と若干変わっているが、印象に残っているのは、プログラムを通じて自分の強みやスキルの生かし方が見えてきたこと。

私は主に企業の広報さんについて、プレスリリース作成のお手伝いをした。取材・記事執筆・編集のスキルが他の職種でいきる経験は初めてで、今後のキャリアの可能性を感じることができた。

所属する場所が変わると、自分ではなんの変哲もないと思っていたスキルを、活躍させる場所が見えてくる。自社では使ったことのないWebツールを活用するのも新鮮だったし、シンプルに視野が広がったと思う。

ママボノ

一方ママボノは、サービスグラントが提供する2ヶ月間の"プロボノ"プログラム。NPOなどに対し、仕事のスキルや経験を活かして支援を行い、社会課題解決に貢献するという立て付けだ。

支援団体と支援策の内容によるとは思うが、言葉を選ばずに言えば、この活動は"学校の文化祭準備"に近い。育休中という同じ境遇の仲間でチームを組んで、ときには育児の悩みや雑談を交わしながら、ゴールに向かって進んでいく。

職種も年齢も違う初対面のメンバーと、短い期間でひとつの成果物を作り上げるので、リーダーシップやフォロワーシップを養える場所と言えるかもしれない。

キャリアの転換にはママボラン、組織で上を目指すならママボノ

職種を変えたい、転職したい、副業したい、フリーランスとして独立したい、などの希望があるのであれば、ママボランをお勧めしたい。

一方で、ある程度自分のできること・スキルは確立していて、組織で上を目指したいと考える方にはママボノがオススメ。応募時にチームのリーダーを志願することもでき、リーダーシップを学ぶ場として活用できる。

属性が似たママ同士のチームだからチーム運営がしやすく、リーダー初心者の環境としても適している気がする。支援先は普段関わる機会の少ない非営利団体。自然と多様性に触れることもできる。

私個人としては、将来、地域で子どもたちのために役立つことができないかなぁ、なんらかの社会課題解決に貢献したいなぁという思いがむくむくと育っているので、ママボノでの活動は学びが深かった。私のように、プロボノに興味がある方にとっても、本業が休みのタイミングでチャレンジできるので、絶好の機会になると思う。

ここまでつらつらと綴ってきたが、キャリアの悩みがなくとも、シンプルにどちらも楽しすぎる体験だったし、利用は無料!支援先の方もみなさんあたたかく、一緒にお仕事したり課題を考えたりした日々は大切な思い出となっている。

育児に少し余裕が出てきた育休中のみなさん、ぜひ参加してみてくださいねー!

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