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行ってみた&行ってみたい!選書が並ぶ本屋さん

新刊はアマゾンで買って読んだらすぐメルカリで売る、新刊でなければ図書館で借りる。。。

本に関しては、最小限の負担で最大限の情報を得るスタイルをとっていた私。

でも、なんだか久しぶりに、充実した気持ちで本を購入できた本屋さんがあります。

Schooの共創型本屋プロジェクト「本と会話の実験室」から生まれた『会話の多い本屋さん』です。

大学の後輩が運営に携わっていて、友人が誘ってくれ、訪れることになったこのお店。

スクーの講師や受講生さんが選んだ、"会話について考える100冊"が、オススメ理由のポップと共に並ぶほか、本を通して会話を生む様々な工夫が凝らされています(詳細は是非店舗で確認を!9月29日までの期間限定オープンなのでお急ぎください~!!)。

訪れてみて思ったのは、選書・本が自分や周囲の人たちをもっと知り、繋がりを深めるためのツールになるということ。

後輩ちゃんが選んだ本も並んでいたのだけれど、選んだ本から彼女の思考や背景を垣間見ることができたし、友人が購入した本や気になった本から、人となりがより良く見えるなぁと。

店内にある既に読んだことのある本も、オススメ理由のポップを読むと新たな発見がありました。

そして、100冊という限られた本数のなかでも自分が気になってしまうのは『聞く』手法を綴った本ばかり。

↑購入した本

私ってインタビューが好きなんだなあとつくづく思い知ったのでした。



実は今回の件と全く関係なく、ずっと行ってみたいと思っている本屋さんがあって、そこもいわゆる選書が並ぶ店舗。

父親の育児を支援するNPO法人『ファザーリングジャパン』の代表として、何度も取材でお世話になった安藤哲也さんが開いた、シェア型本屋。書店界の風雲児でいらした(知らなかった。。。!)安藤さん、いま新たに本屋を開くにいったた思いに非常に感銘を受けたのです。

地域あるいは全国の本好き&一度は本屋をやってみたいと考える方に本棚を借りてもらい、「読んでほしい推し本」の数々を並べて売ってもらいます。まさに個人書店の集合体。これからの書店の在り方として注目される新しいタイプのシェア型本屋(共同書店)です。その「本のある場所」から生まれる棚主同士や、お客さんのコミュニケーションも大切にしたくカフェ☕も運営します。

「まちづくりは人づくりから。本は人を育み、本屋は人をつなぐ。」がコンセプトの、BSJことNPO法人ブックストア・ソリューション・ジャパンを立ち上げ代表理事に就任しました。BSJは全国に増える「無書店地域」で「まちの本屋」の復活を目指すとともに、あらゆる書店の課題を解決する事業を展開していきます。

今回の自店の出店は、「現代でも通用する書店モデル」をあれこれ考えているうちに「まずは自分でやってみよう!」と思い立ち、本好きが集う「谷根千エリア」でこれまでの新刊書店・古書店とは違う、まちの本屋Books & Coffee谷中🔥TAKIBIを創ろうと思い立ちました。

人が自然と集まり、本の話や美味しい食の話、暮らしの話、子育ての話、仕事の話、そして地域社会が持続可能になるような話が自然と生まれる、 “たき火”のような本屋をつくりたい。

うまくいけばBSJが掲げる「まちづくり✕本屋」のミッションに近づくはず。それをもって無書店地域の自治体に提案していきたいのです。

ただ「本」が置いてあるだけじゃなく、そこで人(重要な他者)と出会い人生が変わる。あるいは「気づき」や「アイデア」が生まれ、化学反応が起きる(新しいビジネスが始まる)、たき火🔥のような町の本屋、それがBooks & Coffee谷中🔥TAKIBIです。

たき火(本がある場所)には自然と人が集まってきます。知らない者どうしでも話し会話が進む。そこから何かが始まることもある。まちが、人々が、元気になるアクションが立ち上がるかもしれない。本にはそういうチカラが、本屋にはそういう磁場があります。ただ、皆が薪(本)を持ち寄らないと、たき火🔥は消えてしまいます。毎日のご来店をお待ちしています!

2つの本屋さんから、本屋さんの可能性を感じ、こんな本屋で本を買って応援しよう!という思いでいっぱいになった最近なのでした。

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