弱さを糧に
年が明けた な話。
去年を振り返ると、自分の弱さや脆さに振り回されながらも折り合いをつけ始めた一年だったように思う。
なんとか立ち上がり日々淡々と静かに生活をしていたが、自分の脆さがささやかに思えるほど心身ボロボロになった知人Aと会い、咄嗟に手を差し伸べたら自身に力が湧いてきた。
この子を陰ながらでもいいから支えたい
と思うパワーは、自分が支えてもらったことがあるから生まれたものだし、自分が弱いからこそ湧き上がったものだ。
私もAも、自分自身が心底弱くなると周りが全く見えなくなり、自分だけが不幸劇場の主人公みたいな気持ちになる。
Aと私の大きな違いは、私が心の内に溜め込むタイプに対しAは親しい人へ辛さをぶつけることだ。
今漏らす愚痴も周囲への不満も、もとを辿るとAの生活体調管理不足からくるメンタル低下が原因のひとつではあるのだけれど、当の本人は辛さにしか目がいかないから分からないしアドバイスも受け付けない。
弱った時の私ってこんな感じなのかな
と、Aを通して塞ぎ込んだ自分を見つけることがある。
フラットに生きることにとても憧れるけど、人生に波があるからこそ人は熟れて魅力が育つことも知っている。
弱さを糧にすれば、弱った人の気持ちがわかる。
いつも強く明るく楽しく!なんてできないから、弱さを武器にしたたかに柔らかくあたたかく生きていきたい。
雑草のような、小さくて逞しい抱負だ。
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