近況

 気がつけば12月。時間の流れる早さは恐ろしいものだ。ここ最近わたしは何をしていたかというと主に勉強である。なんだかやたらと勉強に興味のベクトルが向いているのだ。2年生になってからは、授業は専門科目に集中しているためわたしはわたしがやりたいことだけ(とは言ってもやらねばならない授業はやりたくなくとも受けているが)やることができるようになった。スーパー楽しい。

 ここで少しだけわたしのことについて話しておきたい。今まで隠していたという訳でもないのだが、タイミングを逸してしまっていた。
 わたしは教育学部で英語の勉強をしている。教育学部に所属しているとはいえ、教師になるつもりは入学当初からなく、今もない。国立大学で英語の勉強がしたかったのだ。留学も視野に入れての進学だったのだが、このご時世。いやはやどうなる事やら。オンライン留学なるものを勧められたが全く興味関心を持てない今日この頃である。

 最近わたしは図書館に入り浸っている。図書館にはカフェスペースなるものがあり、コーヒーや紅茶を無料で飲める。わたしはカフェスペースの居心地の良さが気に入っている。以前までわたしは空き教室で昼食をとることが多かった。しかし空き教室は誰が入ってくるか分からなく、突然誰かに「次の時間使うので出ていってください」と言われるんじゃないかと小心者のわたしはヒヤヒヤしながら早々と食事を済ませていたので、食べた気がしなかった。寒いし。それに対してカフェスペースには食べ物を持ち込んで食べていいことになっており、間接照明が気持ちを穏やかにしてくれる。なんて素敵な場所なんだろう。ルーティンとしては、カフェスペースで食事を済ませ、残りの昼休み、ないしは13時頃まで小説や雑誌を読む。最近はムーミンシリーズのムーミンパパの思い出を読んでいる。そこから勉強を始めるという流れだ。

 とかくわたしは英語が好きだ。本当は教育に関わる授業も予習復習をきちんとし、授業に望むべきなんだろうが、英語の勉強はどれほどやっても楽しい。翻訳は得意ではないが好きだし、新しい単語を覚えて、英文を読んでいるとき意味がすぐ分かると嬉しい。英文の構成を考える授業は用語が難しいが、新しい知識を得られるし、文の構成がよく分かるようになるので楽しい。その反面毎日知らない単語に出会うのが悔しくもある。終わりが見えない作業を続け、知識を蓄積するということが好きなのだ。

 先に述べたようにわたしは教育学部にいるので英語の授業をどのように展開するのか、というような内容の講義が必修単位になっている。ここで思うのは英語を教えるということは英語に対するモチベーションがない限り難しいのではないかということだ。わたしは英語が好きだし、得意だったから幸運だったが、嫌いで苦手な生徒からしたらとんでもない苦行だろうな。と思う。わたしにとって数学がそうであった。全員が英語に対するモチベーションがあるとは言い難い教室で授業を展開せねばならないのは少々気が滅入るが、教員免許取得が卒業条件であるし、教育実習をやる上で誠実に望まないなんてことはあってはならないので最善は尽くしたい。目下、今月末に提出せねばならない指導案(あくまで作ってみるもので、実際に実習で行うものでは無い。たぶん)を作らねばならない。気が重い。しかし不平不満を言ってもいられないので頑張ろうと思う。

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