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日本の家庭では妻が財布の紐をにぎる…

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PRESIDENT WOMANの記事、「世界的にみて異質『なぜ日本の家庭では妻が財布の紐をにぎるのか』を読んで、感じたことです。

立命館大学の教授が書かれたこの記事、世界の国別グラフも掲載され、とても読みやすくまとめられています。異質と言い切っているところに教授の強さがうかがえます。

内容はというと、日本では、夫が収入のすべてを家計に入れ、その家計は一括して妻が管理するという家庭が多い。それって世界的にはちょっと変わっていることなんですよ、ということです。

PRESIDENT WOMANを読むような方は、日本以外の国のことも知っている方が多いのかもしれません。が、普通育った国のことしか知らないものですよね。私の両親も、母はほぼ専業主婦だったので家計はこういうやり方だったと思いますし、それを疑問に思ったことも大人になるまでなかったです。

私はスペインに留学生としてではなく、現地の人と結婚して住んだから分かったのですが、スペインと日本でかなり違うなと思うのは、まさにこの記事に書かれていること。

スペイン家庭の大半は「共同管理型」。この記事のグラフにも出ています。家計用の口座を作ってそこに妻、夫両方が決まった金額を毎月入れてやりくりしていく、というのが私たちの回りでは多かったような。家賃は夫で生活費は妻、とか分けている夫婦も知っています。

日本で夫が収入を家計に入れて、そこから自分のお小遣いをもらい残りは妻が管理…というのは、この記事によると共働きの場合でも多いのだそうです。てっきり専業主婦の場合だけかと思っていました。

思うことをひと言でいうと、日本の夫は大変、ですね。そして、この現状ではいくら男女共同参画どーのこーのとセオリーを述べても、日本の女性の社会的地位は上がらないと思います。だってそうですよね、男性が家計を支える仕組みならば男女間でお給料の差があって当然になります。

私はいわゆる「仕組み」の外で生きていると思っているので、はっきり言って多くの日本人がどのように夫婦間で家計をやりくりしていてもどうでもいいです…。でも同じ仕事をしていて、男女の違いだけでお給料に差があったらそりゃ嫌かな。働く女性はどうやってモチベーションを上げたらいいのでしょう。そしてお給料の差ができちゃうのが、ほんとに昔ながらの人々の意識や習慣のせいならば、なんとかならんのかーい、と思います。なんとかするぞ、とかっこよく書きたいところですが、そういうキャラでもない私なのです。

私は「仕組み」の外で生きているつもりと書いたけれど、王道を外れているとは自分では思っていません。人は思っているのかもしれないけど。自分ではむしろ日本の中では先を行っているのかもしれません。そんなつもりもなく。

日本でいろんな定義が新しい言葉となって言われるようになる前から、いろいろそうでした。ノマド。パソコンを持っていろんなところで書いてました。パラレルキャリア?ソムリエと日本語教師とライターとワイナリーツアーガイドと4つしてたこともあったような。仕事の掛け持ちとしか思ってなかったけど、まさか後にこんなカッコいい名前がつくなんて。(何をキャリアとするかは本人次第ですから)交際ゼロ日婚。言われてみればそうかも。夫婦別姓。スペインでは結婚相手の苗字に変わらないから必然的に。まだ言葉ができてないけど、私そうだよっていうのはもしからしたもっとあるのかもしれません。

話が脱線してしましましたが、記事の教授は、多くの欧米諸国のように共同管理型をお勧めしています。妻が「私も夫と一緒に一家を支えている」と考えている家庭では夫のストレスが低いのだとか。息子の将来を思うと、いろいろ思うところがあります。

日本は災害も多いし、無理が必要な場面も少なくありません。だったら無理しなくてもいいとことは無理のないストレスや負担が少ない社会になってほしい…というのが七夕のお願いでしょうか。

そいういえば、息子(8歳)が書いた昨年の七夕の願い事が、「〇〇君と友達になれますように」でした。意外なコの名前が書いてあったので、「なんで〇〇君なの?」と聞いたら、「一番可能性がありそうだから」と。なるほど、叶いそうなことを書くっていうのはひとつの手ですが、願い事って本来そういうもの?とも思いました。私は大きくいっときます。


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