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長女の日本語に英語が混じる

こんにちは。ニッポンxオーストラリアの日豪国際結婚、通訳翻訳(ツーホン)を生業とする我々夫婦が、二人の幼児をなんとか日英バイリンガルに育てようと苦労する様子をお届けする「日豪ツーホン夫婦、バイリンガル育児に取り組む」。わたくし日本人妻・英語通訳翻訳者のカイザー真紀子がお届けします。仕事用ウェブサイトはこちら→ https://www.officemakiko.com/

独身時代は連休が嬉しかったですが、子供を持ってから保育園のある平日がありがたく思うようになりました。今日祝日じゃなくてよかったー!平日ばんざい!

 7月は祝日多すぎて辛かったです。同意してくれるママ・パパが全国にきっといるって信じてる。笑

うちの豪州人の旦那は先週モデルナの2回めを打ち、週末ダウンしていたので、私が二人のガールズ(娘たち)を相手にほぼワンオペで奮闘していました。あまったれの年中長女甘えタレ子がわーわー色々要求している間に、次女のベビー・おっぱいガブリガブリのガブ子がぐずるとゲッソリするので、土曜日の夜はムービーナイト! 困ったときのDisney様で、映画"Mary Poppins"を鑑賞することにしました。

私と長女(+ベビー次女)だけなので、土曜は日本語で話していました。ダディがいると日英飛び交ってるから、普段はあんまり気にならないのですが、日本語だけで会話してみると、この子のボキャブラリは日英混ざってるなってことが、よくわかりました。地の文は日本語なんだけど、単語が英語になっちゃうんですよね。

(夜ご飯の添え野菜に出したいんげんを食べながら)「このbeansのおまめ、枝豆とおなじflavourがしたんだよねー」(注:いんげんのことをbeansと言っています。いんげんを割いて、中に入ってる豆を出すのが好きなのですが、その豆を「おまめ」と言っています。flavourはあえてイギリス式に綴っています)

(メアリー・ポピンズのオープニングを再生しつつ歯磨きをさせようとした私)「一回止めてあげるから歯磨きしてらっしゃい」。タレ子不思議そうに「pause?」(ここで私ハッと気づきました。「止める」だと完全に見るのをやめるみたいに思ったんでしょうね。たしかに一時停止のときは pauseってダディがいつも言っているものね。stopとpauseの違いがちゃんとわかっててエライ)

(歯磨き終わって映画をみつつ)タレ子「Mary Poppins 聞こえないからvolumeあげてよ」(得にvolumeの発音が本格的で、マミー感心)

ちょこちょこ英単語が日本語に混ざるのって、前々から思っていたんですが、どうなんでしょう。親は理解できるけど、オール日本語の環境では通じなかったり、先々学校に上がったら、いじめられたりしないかなあ。日本語しか話さない私の母(娘たちの祖母)も、タレ子がブツブツ英語で一人遊びしてると「何言ってるんだろう?」って思うらしいし。そりゃそうですよね。

タレ子にしてみれば何語でもいいから、言いやすいボキャブラリを使ってるのだと思われますが、日本語は日本語だけで話せるように教えてあげたほうがいいだろうな。ちゃんとしたバイリンガルにしたいと思っているので、ちゃんぽんではなく、日本語は日本語だけで喋れるようになってほしいです。

映画鑑賞中にフラフラとダディが起きてきたところで、「メアリー・ポピンズ」が映っているTVを指差し、"Look, they are also talking in English!" と教えてあげていました。2ヶ月くらい前から、Englishを話す人と、Japaneseを話す人が世の中にはいるのだという認識を述べるようになってきたので、日英を区別できるようにしてあげたいなと思いました。

オール日本語で育った私にはタレ子の今の環境はうらやましいのですが、さて本人は自分の言語環境をどう思ってるんだろう?「イングリッシュってなんだと思う?」と聞いたら、「?」という顔で「おなら!」と元気に回答してくれました。おなら・うんち・おしっこが大好きな、極めて平凡な年中児です。




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