小1担任とママの共通点は?
18年間小学校教員をしていた私ですが、ある年に大きく変化をしました。
その時の校長先生からは、
「なんか、去年と別人のようだな・・」
と言われたくらい(笑)。
それはいつかというと・・
1年生担任を受け持った時です。
小学校1年生って、みんなそれぞれの保育園や幼稚園からやってきます。
「学校」という場所は初めてで、みんなで「お勉強」をするのも初めて。
そんな初めてづくしの子どもたちが相手なので、1年生担任は全てのことをゼロから伝えていくという大事な大事な任務があるわけですね。
というわけで、
飽きない工夫をしながら、短い時間で、分かりやすい言葉で、楽しく伝えることをいつも意識していました。
そのために、毎日毎時間の計画をノートに細かく書いて準備していました。
実は私、1年生担任をするまではここまでやっていませんでした。だって、上の学年の子どもたちは学校のことを知っているし、勉強のルールや授業の受け方も細かく言わなくても分かっているので。ざっくりと教科書の流れを追えば何とか授業になっていたのです。(はい、怠けてましたね。)
で、そこまで準備をしていると子どもたちの反応も違って、冒頭に書いた校長先生の言葉「去年とは別人のよう」に繋がったのです。保護者の方々からもたくさん好意的な言葉をいただきいつも助けられていましたね。
そして、その初めての1年生担任をした時、とにかくこれだけクリアできればいいと思っていたことがありました。
それは・・
「小学校って楽しくて安心安全な場所」と思ってもらうこと。
学校のルールや授業の受け方とか宿題のアレコレとか・・そんなことよりも何より、1年生担任の私の役割はこれ!と自覚していたのです。
その後、自分自身が母親になって気づいたこと。
ママの役割も1年生担任と同じ。
この世に命を生み出したママの役割は、
「この世って楽しくて安心安全な場所」と我が子に思ってもらうこと。
赤ちゃんがこの世に生まれてきて本当に何もかもが初めての中、一番安心できるのはママの存在ですよね。
生まれてくるまでずっと過ごしてきたママの身体は何よりの安全基地でしょう。
そこにママの笑顔も加わればもう最高です。
「自分が生まれてきたこの世界は楽しいところ♡」と思えるでしょう。
さらに・・
ママたちって、小1担任をしていた時の私とは違ってノートに細かく書かなくても、飽きない工夫をしながら、短い時間で、分かりやすい言葉で、楽しく伝えることができているんです。
これって、すごいことだと思いますよ!!
世の中のママさ~ん、すごいことをしてきた自覚ありますか??
きっと皆さん無意識のうちに、笑顔で短く分かりやすい言葉を使ってお話していますよね。赤ちゃん相手に真面目な顔で長々と説明じみた話し方をする人はあまりいないでしょう(笑)。
小1担任の役割とママの役割。
実は大きな共通点があり、しかもママは天然でできちゃっている!!という発見でした。
ママである皆さん、そんなすごいことをやってきた(やっている)自分をもっと褒めてあげてくださいね!!
ちょうど明日は母の日ですね♡
今までの自分、今現在の自分をいっぱいねぎらって、い~っぱい褒めまくってあげましょう!
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