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往復書簡/S→N/2023年12月4日


このままフェードアウトするのでは?と心配していたので、お返事、嬉しいです。
リハビリって、大事ですよね。

そして、私も、お返事遅くなりました。
母との旅の途中の12月1日に
UNIMAKIZINE2024開催宣言をして
京都、奈良、香川と、目まぐるしく移動しておりました。

さて。
ウニスカさんの「想像力」は異常なんでしょうか?
誰しも「異常」さは、持っている気がしていて
つい先日も、私が今月、発行しようとしている
「日記ZINE」のサンプルを見た友人に「病気やね」と言われました。
「変態」とか「オタク」とかとも言われますが
それが、嫌だというわけでは無く、むしろ嬉しい自分が居るのです。
私の個性、見抜いてくれてありがとう、みたいな。

私が、本を読んで来なかったことは、もう承知の上だと思いますが、なので「好きな小説家」は居ません。

中学生くらいの頃、「花井愛子」さんのものを読んでいたことがありましたが、好きだったのか?は、わからなくて、むしろ「はまる誰か(作家)」という存在が欲しかったのかも。
そういう存在に出逢うためにも、たくさん読む方が良いのかもしれない。
でも、私の中で、そこに時間をかけることは、これまで、できませんでした。

想像力を養うために「小説」を読むというのは
私の中でも、理想ですね。
子どもたちにも、そうあって欲しいと、長女の幼少期は、絵本を沢山読んでいた気がします。

ただ、本や小説を読んで来なかった私が、じゃあ、想像力に欠けているか?と言うと、どうでしょう?
日常の暮らしの中でも、いろんなヒントや種を拾いまくって、あれやこれや想像したり、妄想したりしています。

私は、本からでは無く、「人」からそれを培ってきたんだなと、最近、思うのです。
でも、そうした周りとの関わりが不可欠な
経験って、自分だけのタイミングでは、遭遇し得ないことなので、「本」という形で触れて、感じとることは、やっぱり有難い機会なんだなと思います。

小説に求めるものって、人それぞれですよね。

同調に安心したいとか、刺激が欲しいとか。
ここ数年は、選ぶ本で、その時の自分の状態を知ることが増えた気がしています。

そういえば、ウニスカさんがご自身で企画されたミステリーの会、とても盛況だったようで、良かったですね。
「好き」を共有できる人たちとの時間は、シアワセですよね。
ウニスカさん自身の「好きな世界」を、どんどん発信して(種を蒔いて)、これからも繋がって実りますように。

今回、頂いたお題は
「クリスマス」「ポインセチア」「色」

サンタさんから手紙が届いた。
英語で書かれたその手紙に
何て書かれていたのかは、覚えていない。
心の何処かで、母が手配したことも
薄々、気付いていたし
それでも、それを信じてあげることが
私には求められているんだとも悟っていた。
そうやって大人の顔色を伺いながら
自分の存在を否定されないようにと
自己防衛力が備わったのかもしれない。
その頃から「手紙」という存在が
近くにあったことも
子どもらしさと、自分らしさとの間で
彷徨っていたことにも気付く。

結婚して間もない頃
母から届いたポインセチア。
妊娠中で、自分のことと、暮らしのこととで精一杯でもあり、余裕が無い時期で、いつの間にか枯らしてしまって。
それ以降、そのシーズンに、店先で見かける度に思い出しては、罪悪感に苛まれる。

コンプレックスこそ個性だと、そう思えば思うほど、幼少期や過去の経験や記憶が、こんなにも反映されてしまうことが、痛いほど分かって、改めて振り返ると、出来損ないのような自分が親となって、子育てをすることは、怖いことでもあったなと思う。

それでも二人のもとにしか、生まれ得なかった命に、これが我が家の、私の精一杯なんだと
自分に言い聞かせながら、サンタ業にも勤しんだ。

今年、2000年以来の夫婦二人のクリスマスを迎える。
手の込んだことは、しなくても(むしろ、したくない)ケーキは食べたいなぁ。
もう、プレゼント(モノ)は、要らないなぁ。
そして、教会巡りもしてみたい、そんな願望も芽生えてしまった。

エッセイ?思い出話になっちゃいました。

2023年も、残り僅か。
2024年のUNIMAKIZINEの準備も
そして、もう一つの目標も達成したいですね。
引き続き、よろしくお願いします!

次回のテーマは…
「ZINE」「はじまり」「対話」で
よろしくどうぞ!

makijaku








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