はたらくって、「あなた」が必要かしら?
はたらくってなんだろう。
はたらくってお金がもらえること。
はたらくって理不尽な目にあうこと。
はたらくって無理をすること。
わたしにとってはたらくって、ちょっぴりネガティブなイメージがあります。
でもお金をもらわない前提で考えると、急にポジティブなイメージに変わります。
例えば育児。
例えば家事。
例えばおばあちゃんちの農作業の手伝い。
お金をもらおうとするから、はたらくって辛く感じちゃうのかなあ。
あなたはどうですか?
楽しい仕事と辛い仕事
お金をもらおうとするからはたらくことが辛くなると書きましたが、先日Twitterのヘッダー画像を作成するお仕事を受けたとき感じたのは「楽しい」という感情でした。
以前クラウドソーシングでライティングのお仕事をしたことがあるのですが、辛くて辛くて仕方がありませんでした。二度とこの仕事はしたくないと思うほど。
どちらも同じくらい時間をかけたのに、終わったあとの感情はまったく違ったのです。
ヘッダー画像を作成するお仕事とライティングの一体何が違ったのか、この違いを考えてみることにします。
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はたらくことと自分らしさ
ヘッダー画像の作成とライティングの共通点と違いを整理してみました。(※わたしが受けた仕事の場合で、すべての画像作成やライティングの仕事に言えるとは限りません。)
✅共通点
✔︎キーワードが与えられること
✔︎単価が安いこと
✔︎作業が好きなことであること
✅違う点
✔︎完成形のすりあわせの有無
✔︎やりとりがあり、一緒に作り上げているかどうか
✔︎オリジナリティが必要かどうか
以上からどうやらわたしは、
✅作業はひとりでも、一緒につくりあげていく
環境が楽しいと感じ、仕事に
✅自分らしさはいらない
と思っていることがわかりました。
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嫌いを仕事にする
わたしの本業は経理事務ですが、もともとお金に触れることが大嫌いです。絶対に経理関係の仕事をしたくない、お金に触れるのも嫌なのでレジなどの接客もしたくないと思っていました。
そんな自分でしたが、気づけば8年間、経理事務を続けることができています
himalayaというラジオサービスに、あげ妻さんという方のラジオ番組があります。あげ妻さんの配信の中で「楽しいと思ってはじめた人がプロになるとやめていく」というお話をしていました。
とてもわかる気がします。
わたしも「好きなエッセイや画像作成で、生活費を稼いでいかなければならない」となったら、おそらく続かない。
楽しいではじめると、辛い場面にあったとき、楽しくなくなってしまうからです。
その点、嫌いではじめると、辛い場面にあっても、もともと嫌いだし、楽しいことがあったら楽しいと感じることができるのです。
今の仕事のスタートが「嫌い」からのスタートだったから、続けられているんだと思います。
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はたらくってなんだろう
整理すると
お金をもらうために、はたらくことには
✅好きか嫌いか
の2つの入り口があって、
✅好きよりも嫌いの方が長く続けられる
可能性がでてきました。
生活費を稼ぎたいのなら「嫌い」スタートの仕事の方が、安定して長く続けられるのかもしれません。
好き・嫌いどちらにせよ、わたしにとってはたらくって、
✅作業はひとりでも、一緒につくりあげていく環境
✅自分らしさはいらない
ことでした。
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さいごに
あくまでわたしの体験から得た結論ではありますが、
個性とか自分らしさとか
才能とか得意とか
はたらくこととは実は関係ないのかも。
「自分」に縛られてしまうと「自分はなにもできない」「自分ははたらけない」と思ってしまうかもしれません。
お金をもらってはたらいていると、辛いとき、苦しいとき、悲しいときが必ずおこります。
そんなマイナスなときに「自分」を軸にしちゃうと、「自分」を否定してしまうことになってしまう。
だから、
はたらくって、自分はいらない。
もちろん、突きぬけた個性や才能があったり、好きでやりたいという気持ちがあったら、その道ではたらく人生も素晴らしいです。
でもはたらくことは、あなたの一部でしかなくて、
あなたのすべてじゃない。
はたらくことで、あなたの価値は決まらない。
たくさん稼いだから価値が高いとか
稼いでいないから価値が低いとか
そんなことはない。
だからどんなことをしたっていい。
あなたらしくても
あなたらしくなくてもいい。
好きでも嫌いでもどっちでもいい。
はたらくってきっと
「自分」に縛られずに、自由でいい。
具のない🍙まき子(@makicome1986)
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