今日も小さくばんざいをする。

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Perch.のお手紙 #120

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みなさん、こんばんは。

東京は雨の金曜日。

いかがお過ごしでしょうか?


すっかり肌寒くなって、おいおい聞いてないぜ、って気持ち。

や、そもそも、いつだって季節が変わる時、そのお知らせはない。


早生のりんご「津軽」の赤が眩しい。



「この仕事がいつか何かに繋がるかもしれない。」 ということを、私はほとんど考えません。


例えばギャランティが少なめのお仕事や、知り合いから頼まれてちょっと断り難いお仕事や、所謂「名のある」ところとのお仕事をしたりする時、この仕事をしたら「次の」「何か」に繋がるかもしれない、というのは仕事を始めた頃にはよく思ったものでした。


けれども最近は、それが何かに繋がるのか、繋がらないのか、ということを考えることはあまりなくなりました。


それよりも私にとっては、その仕事をやり切ったか、ということが大切だな、と思っています。


結果が出るかどうかわからないことに期待する気持ち、いつか取り返せるかも、という気持ち。「次の」「何か」の繋がりに期待をする気持ちが底の方に薄く残ってしまって、自由に伸び伸びと前に進みたい私を、その地点にとどめてしまうような気がしています。


前に進んでいきたい自分を、後ろ側に引っ張ってしまうような感覚。


だから、最近では、どんな仕事でも「やり切ったーっ!ばんざいっ!!」と言えるか、そしてそれが言えるように一生懸命全力を尽くすこと、そしてばんざいをしたら、その何もかもを一度終わりにすること、を大切にしています。


そんな毎日でありたいな、と思っています。


今日もたくさんの方にお弁当をお届けして、やり切って、ばんざい!


こないだ捌いた秋鮭の、筋子で作ったいくらご飯を食べ終えて、金曜日のメルマガを書いています。


みなさま、よい3連休を。

ばんざい、って思えるくらい、休んで下さい。