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試練のときを『穏やかに生きる術』

今日ご紹介する本は、精神科医Tomyさんの『穏やかに生きる術 うつ病を経験した精神科医が教える、人生の悩みを消す練習帳』です📖

どうしようもないくらい苦しい時期(=試練のとき)に、心を穏やかにして生きるメソッドを教えてくれる1冊です。

元々、TomyさんのSNSやVoicyの発信が大好きで手に取った本書。

「元気な時にこそ、試練のときの対処法を知ることが大切!」と思う出来事があったので、今日は、未来の自分に向けてnoteを書きます📝


試練のときの心構え

Tomyさんは、本書では「試練のときの心構え」を以下のように紹介されています💡

①なるべく近視眼的に考える
→「今日どうしてもやらなければならないこと」だけやる
②誰かに自分の状況を知ってもらう
→孤独を感じやすい時なので、話すことで自分を客観視する
③やりすぎない
→辛さをまぎらわすために頑張りすぎてしまいがち。最低限やるくらいがちょうど良い

本書では、Tomyさんご自身の過去の経験もあわせて紹介されています。

特に「③やりすぎない」は、私が誤って認識していたことの一つ。

自分は辛い時ほど仕事を頑張りすぎる傾向があったのですが、Tomyさんのうつ病発症きっかけだったと知り、いかに危険なことかを知りました…!

泣きたい時ほど「出口は必ずくるので、大丈夫」と自分に言い聞かせて、最低限のことだけこなすことが大切です。

人間関係の試練:注意ポイント

本書では、さまざまな試練への対処法が紹介されています。

その中でも「人間関係の試練(※)」について、ご紹介します。

(※)職場の上司からのパワハラ、大切な人との別れ、など

注意すべきポイントは、大きく3つあります。

  1. 完全な第三者に相談する

  2. 相談する際には、相手に全面的に依存しない

  3. 偽救済者に注意する

「2.相談する際には、相手に全面的に依存しない」で、印象的だったのは、最終的に決断するのは自分自身だという考え方です。

自分軸が定まっていないと、流されたり、別の誰かに依存することになったりで、結果、自分自身の問題が解決しません。

最近、自分も「試練のとき」を経験したのですが、自分軸がブレブレで痛い目に遭いかけました😢

自戒も込めて、試練のときほど意識したいです。

”偽救済者”に注意

また、「3.偽救済者に注意する」も大切なポイントだと学びました💡

試練のときは、弱気になったり、孤独を感じたりしているので、誰かに頼りたくなりますよね。

一方、つけ込む人(=偽救済者)からすれば、かっこうのカモなんです。

偽救済者を見抜くポイントとして、「試練のときをきっかけに急接近してくる人=昔から親しい人でない」が挙げられています。

試練のときは、自分が思っている以上に判断力が鈍っています。

言われるがまま流され、何も考えずに動くことで、さらに大きな問題につながる可能性が。

大変な時ほど、しっかり一線を引いて行動することが大切ですね。

つらい時は「決断」を控えて

Tomyさんが本書でも触れているように、試練のときって複数の辛い出来事が同時に起こることがあるんです。

だから、余計に冷静な判断ができなくなることも。

私も最近「続いている…!」と自覚していたのですが、自分が”あるビジネス”に勧誘されかけていることには気付くことができませんでした。

自分はどちらかというと、簡単に人を信用しないタイプなのですが、心が落ちている時ってなかなか気付けないものですね。

今回は、大切な友だちのおかげで気付くことができたので、本当に感謝しています。

未来の私へ、つらい時こそ何か決断するのは控えてね…!

見えていないこと、あえて見ようとしていないことがあるかもしれないから。

過去の私から、自戒も込めて😊

最後までお読みいただき、ありがとうございました🍀

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