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「スペシャリスト」と呼ばれるようになったら要注意?

仕事の経験を積めば積むほど、「こうあるべき」と感じる機会、増えていませんか?

例えば…

・知識が増えて、新人の頃は分からなかったことが分かるようになった
・経験値が増えて、物事の判断ができるようになった

など、組織の中で「スペシャリスト」と呼ばれる存在になっているという方も多くいらっしゃるのではないでしょうか?

※※※※※

今回ご紹介する本は、前刀禎明さんの『学び続ける知性 ワンダーラーニングでいこう』📚

ソニー、ウォルト・ディズニー・ジャパン、米アップルなど名だたる企業で活躍された前刀さん。

なんと、あの「iPod mini」を日本で大ヒットに導いたのも、前刀さんなんです(詳細は、ぜひ本で!)。

マーケティング担当の方はもちろん、全てのビジネスパーソンにおススメしたい1冊です💡

学び続ける知性とは?

『学び続ける知性(ラーニング・インテリジェンス)』
=正解を求めるのではなく、自分なりに観察し、推測し、考える姿勢

前刀さんがつくられた言葉で、「何でも見て聞いて、五感で感じ取ったものから発想を広げ、思考を深める」という意味が込められているのだそう。

「思考停止は成長停止」

仕事で、偉い人が言うことに「?」と思っても「深く考えないようにしよう…」と思考停止することが多い私は、要注意だなと実感しています。

リセット&リスタートを繰り返す

学び続ける知性を養う過程は、大きく以下の3つの段階に分けられます💡

①固定概念などから自分を解放する
②自らの個性を確立する
③今の自分に満足しないでリセット&リスタートを繰り返すこと

特に、③は経験値を積めば積むほど、勇気が必要になってくるのではないでしょうか?

前刀さんは、本の中でこんなことを述べています。

今日までに積み上げた知識や経験、獲得した地位、慣れ親しんだ人間関係、仕事にいつの間にか存在する既定路線…
そうしたものにどっぷり浸かっていると、自分を昨日までの自分より良くすることはできないし、新しいものを生み出すこともできません。

そういう意味で、「スペシャリスト」と呼ばれるようになったら要注意💡

2020年に社会が大きく変化したように、その時代によって「当たり前」は変化していきます。

だからこそ、変わり続ける行動をしていくことが大事なのだと改めて実感しました。

知識は得たときにはもう過去のもの

とはいえ、自分が今まで積み上げてきたものを手放すって、勇気が必要ですよね🤔

前刀さんは、こんなことも述べています。

✔リセットで失われるものがあるとしても、それはあなたが思うほど重要なものではない
✔知識を得たときにはもう過去のものになるのですから、そこに頼りきりでは新しいものは生まれないということを理解しておくべき

「スペシャリスト」と呼ばれるようになった時こそ、新しいことにチャレンジするチャンスなのかもしれません💡

今だから、挑戦しよう

最後に、朝渋のイベントで印象に残った、前刀さんの言葉をご紹介します!

「今だから」これまでできなかったことに、挑戦しよう
⇒失敗しても「コロナ禍だから」と言えるから

大変な状況の今だけど、捉え方によっては、「何をやっても失敗しやすい」つまり「挑戦しやすい状況」と考えられるんですよね💡

今こそ、さまざまな固定概念を取っ払って一歩踏み出す時ではないでしょうか?

前刀さんの言葉に、勇気をもらったのでした!

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