見出し画像

感謝とは「現実」を受け入れること―エッセイストのように生きる

今朝ご紹介する本は、松浦弥太郎さんの「エッセイストのように生きる」です📖

新年度でバタバタしている今、松浦弥太郎さんの考え方に触れたくて手に取った一冊です。

本書では、〈エッセイ=パーソナルな心の様子を描いた文章〉としています。

エッセイスト松浦弥太郎さんが、考え方、書き方、読書、SNSとの付き合い方までを案内する、新しい思考のレッスンが紹介された一冊。

noteでの発信など、「文章を書くこと」に興味を持たれている方にもぜひお勧めしたい本です📝

本の中で見つけた「言葉」をテーマに、皆さんにある一冊をご紹介していく「言葉で聞く読書」📖
noteを読む時間がない方は、何か作業をしながらコチラをお聞き頂けると嬉しいです🍀


エッセイ=「秘密の告白」

エッセイについて、松浦さんは「秘密の告白」と表現されています。

多くの人がまだ見つけていない秘密を探り、気付き見つけ言葉にしたものがエッセイというイメージなのだそうです。

それが結果的に、「丁寧に暮らす」ことにつながっていくという話が印象的でした。

そこには、大きく2つの考え方が紹介されています。

①丁寧とは感謝すること

どんなことやものに対しても「ありがたいなぁ」と思いながら過ごすことが、「丁寧に暮らす」ということなんだ、と松浦さん。

それでは、感謝するとは突き詰めるとどういうことなのでしょうか?

②「感謝とは現実を受け入れること」

足りないことに、不平不満を言うのではなくて。

自分に起こったこと、自分の目の前にあるものと丸ごと向き合い、受け入れることが感謝することの本質だ、と松浦さんはおっしゃっています。

こういった気付きが、まさに「秘密の告白」なんですね。

受け入れるために「すぐに決めつけない」

「足りないことに不平不満を言う」

自分はついついやっているかも…!と、気付かされました。

例えば、自分につらい出来事が起こったとして。

どうやったら、丸ごと受け入れられるでしょうか?

そのヒントとして、松浦さんは「すぐに決めつけないこと」とおっしゃっています。

自分以外のことも、自分についても、決めつけずに待つことが大切なのだそうです。

待ち、「考える」の可能性を狭めない

今は「つらい出来事」と捉えていても、数年後には「あの出来事があったおかげだよね」と感謝する未来の私もいるかもしれません。

とはいえ、0でも100でもない/白でも黒でもないところに自分置いておくのには「胆力が必要だ」と、松浦さん。

「まだ分からない」という状態は不安定で、だから、早く結論を出したくなります。

きっと、そのほうが楽だからなんですよね。

でも、「すぐに決めつけない」ことは「考える」の可能性を狭めないことにもつながります。

これが、エッセイストのように生きる上で大切な姿勢なのだそう。

「すぐに決めつけない」、そして、待つ。まずは今日一日意識したいと思いました!

最後までお読みいただき、ありがとうございます🍀


この記事が参加している募集

わたしの本棚

新生活をたのしく

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?