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深く世界に沈みたいのに。

集中力がない、っていうのが、長年の悩みだ。
悩みっていうか、コンプレックスというか。

多分、もともとはすごく集中してしまうタイプだったから、集中できないっていうのが余計にいやだなって思うのだと思う。

気が乗らないから集中しないとかいうのではなくて、あちこちに気がいってしまって集中できない。
マルチタスクの場合でも、その一個一個のタスクに対しての短い集中の繰り返しなのだろうけど、その短い集中が短すぎる。
ちょっと姿勢変えたり、飲み物飲んだり食べたりとかで気が散るし。ちょっと何か調べるとか、時間の確認とかでスマホもったらうっかり開いて別のことやるし。たとえば会社の仕事だったらメッセージ来たらそこで途切れてそっちに気が向くし。なんか思いついてもできないとそのまま意識が向かなくなったりもする。

こうやって書いている間も、たとえばちょっと書いたところで関連するけど少し違うことを思いついたりして、それを書きはじめてしまったりせめてタイトルと思いついたことだけでも書いてみたりする。
なんならその別のことを書いている間に、また別のこととか全然違うこととか思い出して、もう一個書きはじめたりもする。
そんなんで、どんどん終わらないまま中途半端なままのものができていく。

会社の仕事のときだったら、いったん終わらないまま中途半端なままでいても、またすぐ次にやるタイミングがきたりとか、納期があったりとかで、またはじめられるのだけど、自分のことだと終わらない中途半端なままで放置してしまったり、めちゃくちゃ後回しになってしまったりもする。

特に、いったんちょっとでも集中したものについて、そこから離れたらまた集中するところまでいくのが難しい。

それとほんとにいやだなって思うのが、一応集中していても、めちゃくちゃ浅いところ。
集中が浅いから、あちこちに気が向くしちょっとしたことで中断するのだとも思うし。

それだけでなく、ただただ、深くもぐっていくように、まわりが見えなく聞こえなくなるように、どっぷり集中するっていうのがしたいと思う。
そういう感覚を思い出したいと思う。

ほんと昔はできたはずなのに。
なんなら、強制的にやめさせられるくらいに知らぬ間にどっぷり自分の世界にいってしまっていたのに。

全然声掛けられても気づかなかったり、何か飲んだり食べたりもしないままにいたり、気づいたら何時間もたってまわりが暗くなってたり、逆に夜が朝になってたり。
まわりを気にしながら、時間を気にしながら、何かに反応しないとって思いながらの集中なんて、全然集中してるって感じでなくて、もやっとするんだよな。

がーっと集中してうわーってやっていきたいこととかあるんだけど。
でも、もしちゃんとやめられなかったらだめだなって思って、ブレーキかけている気もする。
もう止めてくれる人がいるわけでもなくて、自分でコントロールするしかないから。

それでもときどきは、ちょっとだけのつもりが数時間何か読んでたりとかもして、一区切りつくまで一気に書いたり描いたりできるときもあるのだけど。
でもそれでもなんかまだ全然足りないなって思ってしまう。

失った過去の感覚を取り戻したいっていうのにこだわるほうが無駄なのかもしれないけど、そこは私にとっては取り戻したい感覚なんだよな。
多分、原点のような、自分が本来の姿だったらそうできたはずだっていう、そういう点への執着があるんだろうなって思う。

無意識に集中してしまうのは無理でも、意識的に深く集中できるようになりたいものだ。
ゾーンにはいる方法とか聞いてもなかなかできないのですごく悔しい。

ライティング・ライフ・プロジェクト0期満席にて受付終了いたしました。ありがとうございました。
次回は9月ごろの募集を考えています。
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