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「できなかったこと」が強さになることもある。

弱みってなんだ?って思うし、どんな特性や資質でもうまく使うかは自分次第場所次第だと思う。

そうは言っても、今担当している業務とか、これからやるはずの業務とかで、ほかの人よりできないことや知識経験が足りないことってある。

それは「弱い」ようにも思うけど、確かにそのスキルレベルだけ見たら低くなるかもしれないけど、仕事ってそういうレベルだけで測れる話じゃない。
わからないことがある、ということでさえ、うまく使えたりする。

できる人にはあたりまえすぎて、見えないことや説明できないことや説明が抜けてしまうことってある。
わからないことがわからなかったり、わからない人が言うことがわからないってこともある。

それを、できない側、できなかった側にいると、双方をある程度理解できてつなぐことができる。
わかりやすいように伝えられたり、わからないことをわかるようにしたりできる。

たとえば、私はほんとにIT系とか機械とか苦手だったのだけど、なぜかソフトウェア開発の部署の配属になり、SE系の業務担当になってしまった。
プログラムの基礎は学んで、多少はわかるようになったものの、ずっとプログラミングやっていた人とは比べものにならないくらいできない。
でも、お客様とか営業側の人とかの、操作がわからないとか仕様の説明がわからないとか、操作の説明されていても用語がわからないとか、そもそもその説明されているメニューや画面の出し方がわかってないとか、そういうのはめっちゃわかる。
わからない気持ちにめちゃくちゃ共感できるし寄り添える。

そういう、お客様とか仕事を一緒にする人を理解できるとか共感できるとかは、それなりに強いと思うし、味方のように感じてもらえて信頼されたりすることにもつながる。

新人とか異動したばかりとか転職したばかりとか、プロジェクトやチームのほかの人に比べて、知らないことできないことだらけのときってある。
そういうとき、はやくできるようにならないとって思うけど、そのときにしかできないこともある。

知らないから、初見で目にするはずのお客様と同じ目線で商品を見ることができる。
商品そのものの何がわかりにくいか、説明の何がわかりにくいか、初見で気になったこととか目に入ることとか、すでに長く関わっている人には見えなくなっているものが、新しく加わる人には見える。

商品とか説明とかだけでなくて、進め方とかしくみとかも、無駄なことやわかりにくいことなど見えやすいのも、わかってないとか慣れてないとかのメリットだとも思う。

だから結局、一般的に強みか弱みかとか誰かほかの人の考えはどうでもよくて、手持ちのものをどう使うかっていうだけだと思う。
うまく使える場所や役割などを見つけたりつくったりすればいいだけだと思う。

自分の特性とか資質とか、全部自分の持ち物で、どう使うかは自分次第なんだから、自分の好みに使えるようにできるといいよね。

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