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私にとっては違うこと。

これを書いていて、友達何人かとlitlinkをつくっていたときに、言われたことを思い出した。

最初、litlinkの自己紹介で仕事のことしか書いていなかったのだけど、好きなこととかも書いてあったら親近感湧いたりするよね!って話になって、好きな作家さんを書いた人もいて。
私なら、手ざわりいいものと靴と好きな絵本とかじゃない?って言われたのだけど、絵本はなんとなくいろいろ好きだから、この本!この人!って決められなくて困っていた。

で、ディック・ブルーナは好きなんだけど違うかなぁとか、レオ・レオニだとどうだろう?とか、文章は今江祥智さん好きだけど、谷川俊太郎さんの方がわかりやすいかなぁとか、ぶつぶつ言ってたら言われたのだった。

「ミッフィーちゃんはわかるけど、ディック・ブルーナだとわからない」
「スイミーはわかるけど、レオ・レオニは知らない」
「谷川俊太郎も今江祥智もそんなによくわからない」

えぇぇ!!!そうなの?めっちゃメジャーで有名だと思うけど、興味ないとわからないレベルの人なの?って思って、びっくりした。

それはそれとして、ミッフィーちゃん好きなの?って言われたらそうなんだけど、絵本が好きってくくりでディック・ブルーナを出すかっていうと、私にはなんか違うのだった。
本棚の中にたくさんあるもののひとつだし、ディック・ブルーナはすごい好きだけど。
私の中では、ディック・ブルーナは、デザイナー枠なのだ。

ミッフィーちゃんはかわいいと思うし、小さい頃よく読んでた絵本なんだけど。
ミッフィーちゃんを描くディック・ブルーナさんの線のこだわり具合とかめちゃくちゃすごいと思うし、絵本としても好きではあるんだけど。
ポスターとかから生まれてる黒いくまのイメージも強いからか(黒にオレンジリボンのくま)、デザイナーのイメージが強い。
てか、ミッフィーちゃんにしろブラックベアにしろ、キャラクター自体がデザイン性高くない?

スヌーピーも好きだよね?って言われたけど、スヌーピーは絵本でなくまんがのイメージだし、私はまんがとしても好きだけど、あの登場人物たちのキャラデザがよい。
キャラクターとしてのつくりこまれ感というか。まんがだからあたりまえといえばあたりまえなんだけど。
なので、シュルツさんはキャラデザ枠なイメージ。

グッズになってるとわかりやすい気がするけど、ミッフィーちゃんはミッフィーちゃんだけでも背景とか入ってても、そのグッズの中でデザインとしてまとまってる感があって、スヌーピーはまんがのひとこまが描かれてる感じの動きを感じるデザインがグッズにおかれてる感じ。

ちなみに、私の中での「絵本枠」の作家さんのイメージとして浮かんだのは、レオ・レオニ。
絵とストーリーと両方が好きで素敵だなぁと思う人。
フレデリックはキャラクターとしても好きだけど。

あと、酒井駒子さんとか。
酒井駒子さんは絵本も童話もどっちものようなすごさもある。
よるくまちゃんはキャラクターとして好きだし、酒井駒子さんの絵は絵だけ見てても好きだけど。

谷川俊太郎さんとか今江祥智さんが浮かんだのは、絵本の中で、海外の絵本の日本語訳は、谷川俊太郎さんとか今江祥智さんの訳のものがすごい好きだから。

今江祥智さんの童話は大人になってからでも読んでたし(今実家に置きっぱなしなんだけど、あの童話集だけはいつか回収してくると思う)、絵本でもお気に入りのものの中に今江祥智さんの文や訳のもの入るし、今江祥智さん文なのを見たら中身見ずに絵本買ってしまう。
谷川俊太郎さんのよさは言わずもがなで、あのリズムとか言葉の選び方とかめちゃくちゃ好きだし、詩集とかも好きだし、1番お気に入りの絵本は谷川俊太郎さん訳のもの。スヌーピー好きなのも谷川俊太郎さん訳だからなのかもなぁと思ってしまう。そういえば、レオ・レオニも谷川俊太郎さんだな。

だから、文章では谷川俊太郎さん今江祥智さんが好きだなぁと思うんだけど、文章っていうと大雑把すぎて、今江祥智さんはその中でも童話枠なのだ。谷川俊太郎さんは詩。
絵本の文とか訳はそれぞれ好きなのだけど、童話とか詩が絵本とも重なる領域って感じなだけで、絵本の人ってイメージではない。

まぁ結局それぞれ好きだし、好きさの違いにこだわるくらいに好きだってことなんだけど。

でも逆に、この人がめっちゃ好き!っていうのでなくてそれぞれたくさん好きな人がいるので、推し!って感じとは違うんだよなぁ。
(絵本関連だけでもこれ以上に多分いろいろ好きな作家さんがいるし、好きなデザイナーさんも好きな作家さんも好きなまんが家さんもたくさんいる。)

ちなみに、そんな感じでつくったlitlinkはこんなのでした。
(結局、レオ・レオニと、今江祥智さんを書いた!)

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