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絵本の世界。

絵本がすごく好きなんだけど。
なんでこんなに絵本好きなんだっけ?と思う。

普段読むのはまんがが多いし、読みたいのやふらっと買ってしまうのは本の方が多い。
でもどれが大事かって言われたら、絶対処分とかしたくなくてずっと持ち続けると思うのは絵本。
値段とか見ずに衝動買いしてしまうのも絵本。

美術館や展示は、行きたいとよく思うところのひとつなんだけど、気になる美術展よりも、気になる絵本展の方が、必ず行きたいって想いが強くなる。
実際有名で人気の美術展とかは結構見逃してるのに、絵本展はわざわざ時間とってでも行ってきたりする。

子供の頃本が読めるようになったあとは、本にどっぷり浸かっていて絵本を買う機会はほとんどなかったけど、それでもずっとお気に入りで大事な絵本があった。
小さい頃にはまっていた、いもとようこさんのかわいいサイン入りの、ねこの絵本。

絵本が好きになったきっかけは覚えていないけど、もともとは母の趣味か母の意向だと思う。
多分ものごころついたときには、家に絵本がいろいろあったように思う。
いわさきちひろさんといもとようこさん、すごく好きでたくさん持ってたしたくさん読んでたけど、母が好みだったんだろうと思う。
いまでもおふたりの絵本は好きだし、いわさきちひろさんの絵からの影響は大きいと思うのだけど(あの淡い色合いとか、にじみがでる塗り方、描きたくなるイメージに重なる)、今思うと小さい頃からの刷り込み的なものがあるかもしれない。

きっかけは覚えていないけど、絵本が特別な理由はこれだろうと思う。
小さい頃、絵本の世界が1番安心で楽しい場所だったこと。

どうすればいいかわからないとき、とりあえず絵本の中にいたら安全だった。絵本世界にはいってしまえば、不安や居心地の悪さと離れられる。
絵本の中で絵本のキャラたちと一緒にどきどきわくわくしてたら楽しいし、あっという間に時間が過ぎた。絵本ではいろんな世界にいけるし、夢みたいなことが起こるし、いろんなことができた。
絵本の主人公の気分か、そこに一緒にいる気分で、絵本の中にいてお話を体験していたと思う。

絵本を読んでたらほっといてもらえたし、なんならひとりでおとなしくしていてほめてもらえるし。

好きなように好きな世界にいって、ひきもどされるまではそこで遊んでいられた。
かなしいお話とかもあったし、どきどき怖かったりもしたし、そんな絵本はそっとはじっこに片付けるのだけど。でも圧倒的に楽しかったりわくわくしたりが多かったし、こんなことできたらいいなって夢は広がるし、絵本ってかなしかったり怖かったりも含めていろんな体験やいろんな気持ちが味わえるすばらしい世界だと思う。

そういう小さい頃の体験が、絵本好きなのにつながってると思うんだけど、でもそれは次第に本にひきつがれた役割でもあって。
なんか絵本に特にこだわってしまうのはなんでだろうなと自分でも不思議に思う。

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