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目の前の「その人」を見てみない?

どんな人がいるのか、どんな価値観があるのか、というのを、具体的に知っておくと、相手のことを想像しやすくなっていいと思う。

でも、ほんと気をつけた方がいいと思うのは、「こういうタイプだな」って決めつけて見てしまうこと。
それは、自分と同じ価値観の前提で話していること同じで、相手のことを考えずに自分の思い込みで進めている。

相手のことを考えようとして想像するのと、相手のことを決めつけて想定するのは違うのだ。

こんなこと言ったりこんなこだわりあるから、このタイプなんだろうな、こういう感じの人だろうな、などと、思い込んで見てるのは、相手を見ていない。

あくまでも、タイプはタイプで、その人ではない。
リアルな人と、ステレオタイプで決められた人物像と、同じ特性とか性格とかにはならないじゃん?

同様に、以前こういう風に言ってたから、以前こんなことをしたから、こういう人なんだな、と思い込んで見てるのも、相手を見ていない。

以前のその人と、今のその人は、同じではない。
同じ人だからほぼ同じようなことをするかもしれないけど、でも変わったこともあるだろうし、まったく同じ状況でない中で同じことをするのかはわからない。


タイプわけとかも、過去の行動とかも、参考情報でしかない。
そういう先入観や思い込みを持って見ていたら、見えなくなったり誤解してしまったりする。

今の、目の前にいるその人自身を、目の前でしていることや話していることなどを、そのまましっかり見るんだよ?
自分の頭の中の相手を見るのでなくて、リアルな目の前の「その人」を見るのだ。

今その場にあることが、今見ることで考えること。

逆のことを想像したらわかりやすいと思う。
こんなタイプでしょう?って勝手に決められて話進められたらもやっとするよね?
前こうだったじゃん!って、そのときとは自分ができることや考えなど変わってるのに、同じだと決めつけられたらいやだよね?

先入観で見ているのとかは伝わるし、どうせこういう風に見るんだろうな、と思うと、投げやりになったりもしてしまう。
それで、コミュニケーションがうまくいかなくなったり、関係性が築けないことにもなったりする。

仕事のやりとりとか議論とか、そういう事柄や言葉のやりとりについては、過去の経験など使って準備したり防御したりうまく立ち回れるようにしたらいいけど、その人自身を見ようとするとき、感情や思いなど内面にふれるようなときには、特に「今ここ」が大事だと思う。

無意識にいろんな知識や経験から思い込みで見てしまったりするから、じっくり向き合って話すような場だけでも、意識して思い込みをはずして見れるといいよね。

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