娘ちゃん、美容院いかんねん
顔が四角くなるほど、ぽっちゃりしてきた娘っ子。
パパのところへはどこへもついていきたい。
ママの小さな変化も見逃さない。
パパが床屋に行って悲しくて、
パパの行ってる床屋さんまで追いかけた。
ドアの外から探す。髭を剃ってもらってるパパをみて
「パパー、いた〜!」とはしゃぐ。
後日、ママの髪の毛が短くなると
「ママ、かわいいね」褒めてくれるのは娘。
「ママ、とこやさんいったの?」
と言われ、せっかく覚えた床屋さんだし、そうだよと言おうかと思ったが、床屋さんじゃないしなと考え直して
「ママは、びよういんいってきたよ」
と伝えた。分からないだろうが、無視して、床屋と美容院の違いも説明して。
娘、すぐ返答。
「娘ちゃんは、びよういんいかんねん。」
あれ、可愛くしてくれる場所好きなはずなのに、と思ったら
びよういん、ではなく、びょういん。
病院と認識してるようだ。
そりゃ、行くはずない。
何度か違いを伝えたら
「さんさいなったら、びよういんでかわいくしてもらう」とさ。
毎日毎日、新しいコトバを吸収して覚えていく。そこには、好きやキライも入っている。
パパはー、床屋。
ママはー、美容院。
響き渡る新しいコトバ。
毎日眩しいばかり。
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