憧れの女性
頻繁に脳裏をよぎる女性がいる。
友だちのママ。
誰それ、な相手。
コシノジュンコさんの装いと髪型に、100倍笑顔の表情をイメージしてもらいたい。(ジュンコさますみません)
それが地元の友達Yちゃんのママ。
アーティスト兼魔女のような方。
お宅の横にアトリエを構えて、木のバッグや衣服を創作し、アトリエでカフェをされている。週1回だけ。しかもその1回も開催されるかどうか分からない贅沢な空間。
20年間、地元に帰る際に、唯一連絡し続けたのがYちゃん。およそ開かれてないアトリエにおじゃまして、おしゃれなカップでコーヒーとお菓子を頂きながら、ひたすら友としゃべり続ける時間。
「あら~マッキー、ゆっくりどうぞ」
と満面の笑みで迎えてくれる。
今一番憧れの人は誰かと言われたら、Yちゃんママと答える。
◆
「Yちゃんママは世界が違う。絶対真似できない。」
と必ず口にするのは、我が母。
そりゃそうだ。
裕福な家系、自由を謳歌しているようにみえる生き方、好きなコトを好きなだけやっているように見える。独創的なセンスで、一目見ればママとわかる世界観。
裕福ではない家系、周囲と協調しながら、やっと好きなコトをやりはじめた母。奇抜なセンスもない。Yちゃんママとは「全然世界が違う」と口にする母の気持ちは分かる。
母が口にするのを聞きながら「そりゃ無理だよな~、裕福だからこそ、できることだよね」と思っていた自分もいたからだ。
しかし、本当に裕福さが違いなのか。
やりたいことをしやすい環境で過ごされていたのかもしれない。
そうならば、私も今同じ状態だ。
裕福で圧倒的センスがあるから憧れても無理と決めつけるより、私も自由でいるんだから、Yちゃんママみたいになれるかもしれない。
そう思った方が幸せだ。
なんだかんだ20年以上お付き合いのある方。
憧れの存在は近くにいたのか。
◆
友だちのママの見えてる面はホンの僅か。見えない部分の方が圧倒的。でも、Yちゃん、Yちゃん姉妹、ママ。女系一族みんな、自由を謳歌しているように見え、その女たちを支える男性陣の菩薩っぷりは感服するものがある。
誰もが幸せそう。
勝手なイメージでしかないが、女系家系の男性陣て、無理して小さくなってるようなんだけど、Yちゃん一家の男性陣は、パートナーのことが好きで好きでたまらないように見えちゃう。
結果、幸せそうにみえる。
Yちゃんママに憧れる理由の一つは、とりまく皆がいつも幸せそうだからかもしれない。
次にママに会うときは、憧れの存在として目に焼きつけようではないか。
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