侵入者との会話

娘と押し入れに近づくと、物音がする。
えっ、人？！不審者？侵入者？動物？

襖をコンコンとして距離を取る。

ゴソゴソ。
やっぱり何かいる。

襖が開いて男性が出てきた。
長身の比較的身なりのキレイな男性。

夫がきて、そのまま彼と話始める。

1週間ほど前から、押し入れで暮らしていたらしい。どこから入ってどうやって暮らしていたのかを聴いている。

確かに聞いてほしい項目ではあるが、ねぇ夫よ、なぜあなたは冷静なのかしら。

不思議に思ってると、反対からにぎやかな声がする。我が家のベランダでたくさんの人たちが花火をしているではないか。

「えっ、勝手にうちでやんないで～！家の中にも勝手に入らないよー！」

走り回る子どもたちを追い出し、ベランダを覗くと近所の人たちも集まって花火を楽しんでいる。

夫と男性は何やら話込んでる。
そもそもなぜ、家に侵入してきたのか。

だよね、それ聞いて欲しいよ！

「管理している家が100部屋あるんだけれど、どの部屋も小さくて使い勝手が悪くて、あまり人が入ってない。本当はリフォームして、大きな部屋にしたいんだ。」

「あぁ、部屋小さいと使いにくいよね。でも小さく作っちゃうんだよね。」
と夫が返答してる。

ん？どういうこと？てか家あるんなら、帰りなよ。小さく作っちゃうんだよね、とか共感できないでしょ。

とふたりに伝えようとしたら目が覚めた。

夢。

娘の寝かしつけで寝落ちして小一時間。よだれ出てた。書きたかったことは書きあげられておらず、夢を残すことにした。

見たことのない新種の夢。

夢って見てもすぐ忘れない？覚えてるのを夢占い検索して二度寝パターンが通常。

夫や娘が出てくる夢は少ないし、見たことない夢だったな。しかしですよ、本当に家に人がいたら怖いって。