モノを『大切にする』ってどうすることなんだろう
汚れた電気シェーバーを眺めて悲しくなる。いつしかのタイミングで夫にプレゼントしたもの。一度もキレイに洗われたことはないだろう。
気になった私が綺麗にすればいいのかもしれない。
でも、しない。限度がないから。靴も洋服もシェーバーといった彼の持ち物だけでなく、家の至るところの汚れを掃除するのが私の役目になるから。いや、元々は気にしていたんだけど、全部わたしの役割になってるのを感じて、気になっても辞めることにしたんだった。
ということで、『大切にする』ってどういうことかを考えてみた。
例えば何かをもらった時、「大切にするね」と言うとする。大切にするって具体的にどうすることだろうなと。
大切に○する。
○部分の動詞が必要になるのかな。
今回のように『モノ』の場合で考えてみる。
どんな『モノ』かにもよるけれど
眺める、使う、使わない、しまっておく。
毎日毎日使い続けて使い倒す。
数日に一回使い、休め、お手入れして扱う。
一度も使わずに、大事に棚の奥にしまっておく。
どの行為も、その人にとっての『大切にする』だけど、行動としては全然違う。
この話題を取り扱う時点で、夫と私の大切の仕方の違いは歴然。
私は使うことで大切にしてることを示したい人だし、夫は使わずにとっておくことで大切にすることを示す人。
私の場合は、良いモノほど日常使いして愛でてあげること、すなわち大切にする行為。
結婚して数年間は、夫に洋服類をよくプレゼントしていた。ボロボロのヨレヨレ姿が嫌で、上から下までパリッとしてほしくて。数年経った今は、やめた。なんでボロボロヨレヨレだったかが、よくわかるからだ。取り扱いが雑すぎる。でも仕方ない。被服に興味がないんだから。
ということで冒頭の電気シェーバー。
使われずに放置されているわけでなく、頻繁に使ってはくれている。なら良し!と思った方がいいね。プレゼントした時点で、もう彼のものなわけだし。
大切に使ってくれなくて悲しいよ。
とか書いてたんだけど、書きながら途中で思い出したことがある。
私も大切にしてないものがあった。
婚約指輪。
車が買えちゃうほどの大金を出して買ってくれた指輪。
「お出かけする時には、毎回つけるから~~」
と言ってた物ですよ。
しかし現在、指輪の箱を娘が壊してしまい(まぁ言い訳)、指輪自体が出せなくなっている。ついでと言ってはなんだが、太ったが故、結婚指輪はきつくなり、結婚指輪もその辺に置いて、元々持ってるデザインリングを結婚指輪代わりにしている、わたし。
そういえば夫から「えっ、指輪変わってるやん。てか、全然お揃いじゃなさ過ぎてびっくりするんだけど。」と言われたなぁ。
うん、2つの指輪と彼の気持ち大切にしていません。ごめんなさい。
大切にして欲しいなという想いと同じほど、
大切にする気持ちと行動が必要だね。
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