沖縄の披露宴は昭和の時代で止まっている

これまで色々お伝えしてきた沖縄の披露宴事情。

まだまだあるのですが、この進行が一番問題だな、と思っているので沖縄の一般的な進行例を大公開しちゃいます☆

これが基本的なテンプレートです。
どのホテル・式場さんも大差ないと思います。


1.新郎新婦入場(和装もしくは琉装)
2.新郎新婦紹介(司会)
3.来賓祝辞
4.乾杯
5.余興 (かぎやで風)
6.お色直し(新郎新婦退場)
7.余興
8.余興
9.余興
10.ウェディングドレス入場
(キャンドルサービス、ケーキカットなど)
11.記念品贈呈
12.新郎職場代表挨拶
13.新婦職場代表挨拶
14.お色直し(新郎新婦退場)
15.余興
16.余興
17.カラードレス入場
18.新郎友人挨拶
19.新婦友人挨拶
20.余興(エイサー)
21.カチャーシー
22.両親への花束贈呈
23.謝辞
24.おひらき(新郎新婦退場)

プログラム多すぎ!笑

特徴をまとめますね。※太字部分が入退場

①余興は全てお色直し中に行われる
新郎新婦不在

②余興は4~6つあるのが一般的
(クオリティの高い本格余興)

③”歓談”という時間はほぼ無い。

④キャンドルサービスは全卓まわれない(-_-;)

⑤5.かぎやで風と21.カチャーシーは沖縄のお祝い事には欠かせない

⑥11.記念品贈呈…ゲストから新郎新婦へのプレゼントタイムがある

はい、
これ2時間半で行われます。
なので少しの時間ロスがかなりの痛手になるんです。

スピーチは5分、
余興も各5分、
キャンドルサービスは1テーブルで立ち止まって会話をする時間はほぼ無い

ベルトコンベア式にあっという間の2時間半を過ごしています。
ゲストとの歓談時間なんてほぼありません。

新郎新婦とゆっくり話がしたいのであれば、二次会で!
と皆思っています。

県外から来たゲストからすると本当に驚きですよね。
一緒に写真を撮る時間すらないのですから。


「沖縄の披露宴は昭和の時代で止まっている」

と、私が感じるのは私がこのブライダル業界に入った時、約18年前位ですがほぼ今とスタイルが変わっていないんです。
先輩方のお話を聞いていると、きっと私がこの業界に入る10年前と比べても変わっていないんじゃないかと思います。

変わらなきゃね。

沖縄のプランナーの皆さんは、下記の質問に答えることができますか?

*ウエディングケーキをネイキッドケーキにしてもらうこと可能ですか?
*挙式でコンフェッティシャワーしてもいいですか?
エスコートカードを手作りしたいのですが、展示するスペースありますか?

ネイキッドケーキ、コンフェッティシャワー、エスコートカードが何かすぐに答えられますか?

この演出はもう3,4年前のトレンドです。
すぐに答えられなかったプランナーさん本当に危険ですよ...

今はもう新しい演出やアイテムがたくさん生まれています。もっと市場調査をして今のトレンドを知るべきです。
そうしないとずっと”昭和のまま”ですよ。

今はWEBの時代です。
新郎新婦様が得ているウエディング情報は県外の方と何ら変わりません。

県外で行われているセレモニーやコーディネートをやりたい!と思っている新郎新婦様はたくさんいらっしゃいます。

沖縄のプランナーさんはそのおふたりのお気持ちにどれだけ寄り添うことができていますか?

こんな演出300名のゲストがいたらできないと諦めていませんか?
できなくても代案を出す、一緒にできることを考えてあげましょう。

私もこの今のスタイルを確立するまでに8年かかりました。みなさんと同じように”こんなことできない”と諦めていたことも本当に多かった。

コロナ渦中で”もう今年はないな”なんて思わないでください。
今こそ変わるときじゃないか、と私は思っています。
できることはたくさんある。

ウエディング業界も多様化している中、「変わらなければ生き残れない」ということをもっと強く意識するべきです。

”選ばれる会場”
そして
”選ばれるプランナー”

になるようもっと視野を広げて、沖縄らしい新たなサービスを一緒に創って行きましょう♪

MAKI

私は沖縄でこんな世界を創りたい。

その他、”沖縄あるある”はこちらから↓


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