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”やっと会えたね”

昨日、12月に結婚式を予定してる新郎新婦様にお会いしました。

おふたりは沖縄出身ですが東京でお仕事をされていて、一時帰省の際のお打合せでした。

これまでに何度もテレビ電話ZOOMで打合せを重ねてきた私たち。

会った瞬間に
”やっと会えましたね~”
と手を取り合って喜びました♪

12月の結婚式なのになぜこれまでに何度も打合せをしていたかというと…


本来であれば明日が結婚式だった

実はおふたりは本来であれば明日結婚式の予定でした。

そう、コロナの影響で日程変更…
第2波がきて沖縄に緊急事態宣言が発令された頃、おふたりは招待状をどのタイミングで出すかを悩んでいました。

ゲストの皆様には事前に告知してる、ということと沖縄は招待状を1ヵ月前に送る文化がある(返信ハガキは入れません)ため、ギリギリまで招待状を出すのを待ちましょう、とアドバイスしていました。

◎沖縄で”返信ハガキを同封しない”理由をお知りになりたい方はコチラから↓

でもね、当初8月15日までの予定だった緊急事態宣言だった沖縄も感染拡大がおさまらず、8月末まで期間延長。

この時におふたりは”日程変更”を決断しました。
1ヵ月前の日程変更。

日程変更を決意した理由は2つ。

カップル悩み

1.親戚から”里帰りをしないでほしい”と言われた

東京にお住まいのおふたり。

沖縄にお住まいの方は分かると思うのですが、観光業に従事していない方々は都心部のようにあまりWelcomeではないのが現状で…

親戚が住んでいるのは沖縄北部の感染者がいない地域。
沖縄で最も感染者が多い那覇にお住まいのお2人のご両親でさえ、来てほしくないと言われていたようです。

そのため、東京から来るなんてとんでもない、という状況...

こんな悲しいお話ありますか?
これが現状です。

日程変更を余儀なくされていらっしゃる方々の一番の悩みです。

”私たちが結婚式を開催することでゲストを悩ませ、迷惑をかけてしまうのではないか?”
という思い、と日々格闘しているのです。


2.おばあちゃんにどうしても出席してもらいたかった

2つ目の理由は大好きなおばあちゃんにどうしてもドレス姿を見せてあげたかった!という点。

介護福祉施設にいらっしゃるおばあちゃん。
緊急事態宣言の中、外出許可が下りるのかどうかをずっと気にされていました。

施設への訪問も規制されているから、ここは施設に話をするタイミングを待ちましょう、とタイミングを図っていたのですが、
やはり当面の間は厳しい…ということになり。

おばあちゃんにはオンラインで見えてもらえるよう調整する、提案もしたのですがやはり実際のドレス姿を見てもらいたい、というご新婦様の想いが強く…

様々な現状を加味すると日程変更しよう、という運びになりました。


私にできること

希望花

”今回はお忍びで帰ってきちゃいました”
とにこやかにお話するおふたりでしたが、どこか淋しそう…

そりゃそうです。
本来であれば明日結婚式。

今日はリハーサルメイク、司会の打合せなどの予定が入っていました。
それが日程変更の相談になるとは…

おふたりはこうも言いました。

”冨名腰さん、東京から来た私たちが今日会いに来るのご迷惑じゃなかったですか?”

衝撃的なひとこと。
ただでさえたくさんの悩み苦しみを抱えているのに、私に対してまで気を遣うおふたり。

こみあげてくるものがありました。
”私はおふたりに会えることを心から楽しみにしていたんだよ”
と涙をこらえながら、手を取り合い喜びを伝えました。

本当はハグしたかった。
(コロナじゃなかったら絶対ハグしてる…)


私にできることはおふたりの心の負担を少しでも軽くしてあげること。

そして、おふたりとご家族、ゲストの皆様の想いを紡ぎ、

”結婚式当日が楽しみ♪”

と思ってもらえるような企画提案しよう。

そう心に誓いました。


*招待状は中紙(本文が記載されているシート)を可愛くリメイクしよう♪

*ウェルカムコーナーやテーブルコーディネートも、以前よりもっともっと素敵にアレンジしちゃおう☆

*おばあちゃんが参加できない場合は、前日のヘアメイクリハーサルの際に綺麗に仕上げてもらいおばあちゃんに会いに行こう♪


おふたりが
”結婚式の準備って楽しい!”
”当日ゲストに会うのが楽しみ♪”

と、心からそう思ってもらえるよう私は全力でご提案をしました。

いつもZOOMでの打合せだったので、おふたりの温度感、想いをよりリアルに共感することができて本当に楽しい打合せになりました☆

私にできることもっとある。
できることは無限大。
なんだってできる気がする。


そして、これまで多くの日程変更、キャンセルを目の当たりにして思ったことがあります。

ゲストの皆さんに伝えたいこと


”えっ!?本当に結婚式するの?”

よくもまあ、そんなことが言えますね。
お気持ちは分かりますよ。

でもね、まずは

”結婚おめでとう!!!”

じゃないの?

あなたが招待状を渡したとき、きっと皆
”結婚おめでとう!結婚式楽しみだね~”
と言ってくれたはず。

あなたが結婚するとき、きっと
”結婚おめでとう!真紀ちゃんのドレス姿楽しみにしてるよ♪”
と言われたいはず。

参加したくなきゃ参加しなければいい。
でもね、言葉は選んでください。

体裁よく断ればいいじゃないですか?

”参加したいんだけどこの日は都合が合わなくて残念ながら行けないんだ。
素敵な結婚式になると良いね♪”

なぜその一言が言えないのでしょう。
新郎新婦がどんな思いで準備を進めているかあなたは考えたことありますか。

あたなその心無い一言で新郎新婦がどれだけ傷つくのか。

招待状は本来、ワクワクしながら送るものなんです。ゲストが受け取った時の反応を思い浮かべながら、返信ハガキのお返事を楽しみに待つものです。

でも今は違います。
新郎新婦は招待状を送ったら迷惑かな?返信ハガキが全て欠席回答だったらどうしよう…

という不安な思いでいっぱいなんです。

日々の感染者数をニュースで見ながら、一喜一憂するのがもう嫌だという新郎新婦もすごく多い。

でもね、みんな様々なご事情があります。
今このタイミングでしか結婚式ができない方もたくさんいらっしゃるんですよ。

もっとおふたりの想いを汲み取ってあげてください。
結婚式に招待されたあなたはおふたりにとってかけがえのない大切な人なんです。

皆さんの温かい言葉で心が救われる新郎新婦がいるということを忘れないでください。

”結婚おめでとう!”
たったその一言で良いのです。


このnoteを見て少しでも共感していただける方がいらっしゃれば、周りの方にぜひ共有いただければ幸いです。

長文お読みいただきありがとうございました。


さて、今日は12月の結婚式に向けて一から組み立て直してみよう♪

MAKI

バルーン


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