見出し画像

クラウドファンディングに挑戦しています

開業日記の途中ですが、10/18現在、クラウドファンディングに挑戦しています。

Why?


7月に物件が決まり、事業計画書の作成、収支計画書の作成、内装業者の選定を進めながら資金調達を始めました。

私が決めた物件は杉並区の新高円寺駅から徒歩2分のところにある戸建て店舗です。

改装前の店舗と、店舗の前の通りです

ご覧の通り、角地で前が開けており、駅からも近く、なによりも緑が豊かで気持ちの良い場所でした。
この物件を見た瞬間に「ここだ!」と思いました。
しかし中は・・・
階段に穴が開いており、1980年に建てられた木造家屋なので階段が急なのです。2Fは住居として使われていたそうで、剥がれ落ちた土壁、押し入れ、1Fと2Fの間は隙間が空いています。
良かったこととしては「柱がしっかりしている」こと。
そして、3Fの屋根裏部屋はお客様は上がれないけどもスタッフがちゃんと休める部屋として利用できると感じました。

物件探しは戦争です。


毎日朝一で物件情報の更新を見て、空きがでたらいち早く申し込む世界。
・駅から近くて
・都心からも近くて
・TO GOのカウンターが作れて
・外にベンチが置けて
・坪単価が安い

そんな良物件、出会うことは難しいです。
すぐに申し込みました。

内装工事にいくらかかるのか?


私の店舗の半分くらいの広さで料理屋さんをやっている友人は「1000万円かかったよ」と言っていました。
カフェの建築雑誌では300万円ほどのお店もありました。

知人の紹介や、自分で探して好みに合いそうな内装業者さんなど、計4社に見積もりを作っていただきました。

そのときに大きな違いがありました。
階段が作れるかどうか
です。

大工さんはなんでもできると思ってましたが、内装業者さんは取りまとめ役であり、その下に専門の業者さんがたくさんいらっしゃいます。
決して広くない店舗の、急な階段をなだらかにしたい。
この要望をかなえることのできる業者さんは2社でした。

そして、なによりも私の作りたい世界観、物を大事に扱い、何十年も営業することを前提に作れる方。
1社になりました。
他社と比べても安く、イギリスから年に4回買い付けをしていて、経年劣化すら大事に扱ってくれる会社さんです。
その工事代金、1000万円

いや、知り合いも1000万円かかっていたので、そんなもんだと思ってしまいましたが、金融機関にとっては「高い」だそうです。

私にとって内装工事とは、安全を決めるものであり、店舗の良しあしを決めるものであり、ブランド作りの一環だと思うのです。

内装工事を安く安くとしたことで、水漏れが起きて、営業できなくなった件や、ガス管がはずれていて大爆発が起きた事件。

そんなことは絶対に起きてはなりません。

融資との戦い

私は資金計画書を作成し、日本政策金融公庫、杉並区あっせん融資、東京都の女性若者シニア創業サポート事業の3つで資金調達をする計画をしました。

7月から始めた融資の結果、杉並区あっせん融資はまだ結果が出ていません。
もう開始してから3か月が経ちます。
日本政策金融公庫は、他行の融資確定が条件の、条件付きとなったため、すぐにお金が出ません。
そして東京都の女性若者シニアサポート事業は、口頭承認をいただき、9月中の入金の話をしたあとに、話がなくなりました。

事業計画書は全ての金融機関でフォーマットが異なります。
「納税証明書を持ってきてください」と言われ、住民税の納税証明書を取得したら、所得税の納税証明書だと返されます。
打ち合わせを重ね、ずっとデスクに貼りつき、見積もりを取り、資料を作成して、大量の書類を持って歩いた夏。

不動産の取得に家賃10か月分の保証料を支払ってしまったあとで、融資頼みだったのです。
内装工事の着工が遅れ、オープンできないままに月日が流れていく。
次の家賃支払いは目の前です。
水道も出ない、電気も使えない、トイレもない物件。

このままじゃいけない、とクラウドファンディングを立ち上げました。

クラウドファンディングでいいのか

という問題も出てきました。
これは後述したいと思います。

裏切らない数字がほしい

クラウドファンディングは自分でページ作成、商品造成をしました。
他のクラウドファンディングを参考にしました。
プレビュー画面で意見を募り、いざ公開。

10/2に公開し、すぐに支援者が現れました。
本当にほっとしました。
とともに次の恐怖が襲ってきます。
公開から2-3日が勝負 1週間以内に20%達成しなければ成功率が下がる
という言葉です。
必死で知人にメールしました。
無視されることもあります。
自分でも情けないと思います。
でも今がベストな方法で、すぐにできる、確実な数字なのです。

100万円達成、でも私の目標は350万円

開始から10日で100万円を達成することができました。
個人で1人でクラファンをやっている人で100万円を達成することはすごいことだそうです。
ご支援いただいたみなさんに感謝しかありません。
しかし、すごいからといって満足するものではなく、あくまで私が達成することは「お店を作ること」。
だからまだまだ足りません。

できることはなんでもやる

地元で配るためのチラシを1000枚作成しました。
物件の近くで、新高円寺の人の多いところで、通りを歩く人に声をかけ、近隣の店舗に声をかけ、1日で300枚ほどのチラシを配りました。

インスタグラムはもちろん毎日更新
インスタライブも初めて行いました。
感極まって涙ぐむというアクシデントが発生するくらいに本気です。

個人のカフェに投資をしてくれる人がいるのかわからないのですが、投資家さんにプレゼンを行う予定です。

オーナーさんに階段のかけ替えと補強工事と外壁塗装の半額を出していただけるよう交渉しました。

内装業者さんにどこか削れる部分がないか相談して、100万円強下がることになりました。

まだまだできることがあります。
今ポスターを作っています。
現地に貼り、そしてコーヒー豆の販売とともに回数券の購入を進めます。

ブログを読んでくださった方へのお願い

ここまで読んでいただき、有難うございます。
金融機関ではスペシャルティコーヒーであることや、人脈があることや、コミュニケーション力、コーヒーのスキル、経営実績、マーケティング力、努力、根性、情熱、、、
そんなものは一切関係ありません。
「カフェ」なだけです。
すでにこんなに応援してくれている人がいて、私を待っていてくれるお客さんがいて、オープンを心待ちにしてくれている友人がいる。

力を貸してください。
SPIEL COFFEE(スピールコーヒー)をオープンして、多くの人の笑顔を作ります。
きっとメディアに出ます。
街の顔になります。
そのとき、周囲に自慢していただけるような店になります。

応援を何卒宜しくお願い致します。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?