見出し画像

コンテンツ月報:2024.2

先月から書き始めたコンテンツ月報。2024年2月の記録です。
今月は下旬まで本当に仕事が忙しくて、映画館で鑑賞できた映画も少なくて無念です。
けれど心を失いそうな程にしんどい時ほど、コンテンツの偉大さが身に染みました。映画やラジオ、ドラマにどれほど救われたか…エンタメは、自分の人生になくてはならないものだと実感した2月でした。



鑑賞・視聴したコンテンツ

1.佐久間宣之のオールナイトニッポン0

Creepy NutsのDJ松永さんがゲスト出演した回。
いやーーー想像以上に面白かったし深かった…!Creepy NutsのANNを思い出して感動。
すべての伏線を回収!すべてを手に入れた男!取る揚げ足がない!笑
松永さん、元気そうでよかったです。楽しそうでなにより。めちゃくちゃ実力あるのになんでか陰キャ風味が抜けないところが魅力ですよねと改めて…笑。
呪術廻戦と鬼滅の刃にハマり、魚釣りやキャンプを楽しむなど(宇多田ヒカルの人間活動ってこういうことか…)としみじみさせた上での結論が「ラジオ一番おもれーのw」に回帰するの、最高に美しい流れでした。


2.ミッシェル・ガン・エレファント "THEE MOVIE" -LAST HEAVEN 031011-

シネ・リーブル梅田にて鑑賞

2回目鑑賞。妹と一緒に行きました。思えば、妹との熱量が重なったバンドはTMGEだけでした(妹は邦ロック好き、私は洋楽が好きだったので)。
2回目鑑賞だし…とライブの音に心地よく身を委ねていたのですが、「エレクトリックサーカス」で涙腺ダメでした。
ラストの「世界の終わり」が本当に伝説で。BECKの「ギターってのはたった6本の弦を伝わって出てくる人間性なんだ」というセリフを思い出していたのですが、4本の弦が切れても顔色ひとつ変えず弾き切ってしまうアベフトシという男。最後の「ありがとう」が、もう。
チバの高音がもう出なくて振り絞る感じ、アベのギターの弦が2本しか残らないところ。そういう場面、もう言語化できない濃密な時間。
どうなってもいいや、今が人生でいちばんの一瞬だ…と、あのライブ会場の全員がきっと思っているんだろうなとわかる瞬間。
それが映画に焼き付いていて、映画にしてくれて本当にありがとう、と思いました。


3.Creepy Nutsのオールナイトニッポン

記念スクショ…!おかえりcnann!

まさかのピンチヒッターでの復活!
この日、大事な仕事がある日で、前日からめちゃくちゃ緊張していて朝から吐きそうだったのですが、支度をしながらcnannを聴いていたらめっちゃリラックスできました。笑
大江戸シーランを聴いて笑ってたらすっかり落ち着いてしまって。笑いって偉大だなあと実感しました。
「俺インスタライブ始めたんだけど」と感想を求める松永さんとか、Rさんのハワイ旅行トークとか、めっちゃ「おかえり!爽やかラジオ!」って感じでした。あの頃の“いつも通りのcnann”。
東京国際フォーラムでのイベントをPVで観たこととか思い出しました。またレギュラーやってくれないかな。

4. ◯月◯日、区長になる女。

映画館で観て、本当によかった!!!
激エモなドキュメンタリー映画でした。鑑賞前は正直、こんなに胸が熱くなるとは思わなかった…!
公式サイトを見ると、3、4月以降も全国各地で拡大上映されるようなので、未見の方は本当に、観た方がいいです。損はさせません、絶対に。

中学や高校で鑑賞会するのも良いと思うな。政治や選挙の勉強になります。リーダーシップ、フォロワーシップについても学べるし、素晴らしいドキュメンタリー映画。傑作。

劇作家・演出家のペヤンヌマキが監督を務め、2022年の杉並区長選挙を記録したドキュメンタリー。人口57万人、有権者数47万人という規模の選挙でありながら、わずか187票差で現職区長を破った岸本聡子と、彼女を草の根で支えた住民たちに密着した。

東京都杉並区在住のペヤンヌマキ監督が、自身の住んでいるアパートが道路拡張計画で立ち退きの危機にあることを知り、止める方法を調べ始めたことをきっかけに本作の制作を開始。地域問題の当事者となった監督が、それまで無縁だった選挙や政治の世界へ飛び込んで住民たちと連携しながら学び悩む過程をとらえ、候補者や支援者たちと合意形成のため対話を積み重ねていく姿を映し出す

映画.com

メディア…というか、コンテンツの力って凄いですね。「なぜ君は総理大臣になれないのか」もそうだけど、やっぱり市民の手に政治を取り戻す為には、あらゆる発信者が頑張らないと、と改めて思いました。

そして映画としても、めちゃくちゃ面白かった!泣いた!元町映画館のスタッフさんが「シスターフッド映画でもある」と仰っていて、本当にそう。観てる方もエンパワメントの恩恵を受けるような、元気が出る映画です。

選挙ドキュメンタリー映画って本当に面白いです。現実とリンクして「物語が続いていく」。
この映画の続きが、今この日本で展開されていて、希望の未来なのか、それとも絶望の破滅なのか、分岐点に立っているんだという実感。本当に「選挙は続くよどこまでも」なんですよね。

ラストシーンがエモすぎて、いろんなニュースで見かけて「へー、杉並区すごいじゃん」と感心していたあの事実の真相が、そういうことだったのか…!と繋がった瞬間の感動たるや。鳥肌が立ちました。最高にエモい!熱い!!かっこいい!!!

アルテイシアさんのトークイベントも最高でした


5.PERFECT DAYS

3回目の鑑賞。母が2回目鑑賞したいというので付き合いました。石川さゆりさんの歌唱シーンを改めて観たかったらしいです。
前日に夜更かししていたので、中盤すこしうとうとしてしまったたのですが、ふと気付くとスクリーンに役所広司さんの素晴らしいお芝居が映っていて、ああーこのシーン最高だよな…としみじみする…というのを何度か繰り返していました。最高。
名作を、肩の力を抜いて鑑賞する、みたいなの。そういう楽しみ方も最高じゃないですか。優雅だなあ。

母手製の消しゴムハンコ


気になったニュース&WEB記事

「下剋上球児」

ザテレビジョンドラマアカデミー賞の主演男優賞と監督賞の受賞インタビューが最高でした。

野球経験のある俳優が多かったので部活動への思い入れも並々ならぬものがありましたし、「日曜劇場」という俳優にとっての甲子園のような現場で無我夢中にぶつかっていく彼らの姿は、本当にまぶしかったです。彼らが役と同化していき、例えば自分の中からあふれてくるコトバを自然と演技の中で発し始めるなど、物語の中で実際に生き始める瞬間を目撃することは何にも変えがたい喜びでした。

主演男優賞 受賞インタビュー鈴木亮平
生徒役の俳優たちの真っすぐさ、野球に懸けてきた人生に胸を打たれました

「下剋上球児」での、若い役者さん達の成長が眩しく感じられていたので、素敵だなあと感じました。
いろんな作品を鑑賞する中で「この役者さん、この場面で何かを”掴んだ“のかな」と思うシーンに出会うことがあるんですが、このドラマでは、そういう奇跡みたいな場面にたくさん出会えた気がします。

濱野:野球中継に近いアングルにするため、カメラを引いて撮りました。球児たちは実際に野球をプレーできるから、吹き替えなしでアップにもできる。だから、彼らが走って塁を回る場面などは、深度のある(立体感のある)映像になったのではと思います。

監督賞 受賞インタビュー塚原あゆ子、山室大輔、 濱野大輝、棚澤孝義
体感的には「3年間頑張った!」という気持ちになりました(塚原あゆ子監督)

プロ野球ファンなので、野球中継や試合はそれなりに観ているのですが、試合の映像が本当にすごくて!
インタビューで仰っているように、3塁を駆け抜ける時のアングルと速さにまず度肝を抜かれました。こんな映像観れるんや!かっこいいい!!!!と。
見慣れた野球の試合風景に、ドラマの撮影技法とアニメーションが加わって、野球を現地で体感して「うわー!!!!」って燃えている時の体感が再現できているような、不思議な高揚感を覚えたんですよね。天才の発想。

ーーー野球部の監督、南雲脩司役で主演男優賞を受賞した鈴木亮平さんは、現場ではどんな存在でしたか。

塚原:こんなに最高の座長はなかなかいない。また一緒に仕事をしたいと強烈に思います。連続ドラマを10話作るのには結構な体力が必要で、映画1本を撮るのとはまた違うレベルで人間力が試されるんですけど、鈴木さんは飽きない、へこたれない、みんなが疲れてテンション下がっても自分だけは上げられる人。黒木華さん(山住香南子役)と「あの子、疲れているね」と相談してその子に話しかけたりしてくれたので、本当に助けられました。

監督賞 受賞インタビュー塚原あゆ子、山室大輔、 濱野大輝、棚澤孝義
体感的には「3年間頑張った!」という気持ちになりました(塚原あゆ子監督)

鈴木亮平さん、かっこよすぎる!!!
「また一緒に仕事をしたい」と言ってもらえる職業人、憧れます。


「雪の花 ともに在りて」

2025年1月24日公開!!!
主演・松坂桃李、共演に役所広司!!!
いやーーー楽しみすぎるんですけど!!!!!

松坂さんと役所さんといえば「孤狼の血」ですよね、あのクラブ梨子での対話シーンが忘れられなくてたまんないですよね…ああいう異次元の演技対決がまた観れるのかなあ…!痺れる!


「グラスハート」


2/28、Xを眺めていてスマホを落としそうになったニュース。令和5年ですよ今!!??「グラスハート」がトレンド入りしてる!!!???
2025年、Netflixで実写化…!!!

コメント読んだらもう期待するしかなくて。佐藤健が企画してキャストを口説き落とした…!!??世界に向けた実写ドラマ…!?自分の俳優人生を全てかける!!??十年前から好きなんです…!!??

演者さんが、自分が好きな作品に全力を注いで、自分と自分達の未来のためにbetするって…その作品が「グラスハート」だなんて最高すぎて。めちゃくちゃ興奮しています。

たまたま実家に帰省していて、不揃いですがコバルト文庫版のグラスハートを引っ張り出してきて、「ムーン・シャイン」を読みながら「藤谷直季=佐藤健、余裕で再生可能じゃん」となり。解釈一致すぎる…!
それで真崎桐哉が菅田将暉とか最高か…オーヴァークロームの歌を菅田VOICEで歌うのでしょうか。新境地すぎるじゃん…
朱音ちゃんの前のめりなドラム、高岡尚の職業ギタリストの音、坂本先輩の繊細で個性的な鍵盤。楽しみです。
そして、「ガンバレ西条朱音」。楽しみに、期待してます!!

他の巻が行方不明…


3月は楽しみにしている映画の公開ラッシュと、アカデミー賞の発表もありますね。楽しみです!

この記事が参加している募集

振り返りnote

映画感想文

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?