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ウミガメスープの問題

仕事でちょっと嫌な出来事がありまして。

「これどうする?」
みたいな感じではっきりしない聞き方をされ、
こっちは「いや、そんなん知らんけど。」って変な間ができて、お互い嫌な感じになってしまった。

こっちは、やりたくない作業押し付けられた感じになったし、向こうは、さっさとこの作業を引き受けろよみたいな。お互い気持ちが悪い感じ。

「これをやってください。やり方はこうです」ってはっきり作業の指示をしてくれたなら、もっと円滑にコトは進んだと思うんだけど。明確な指示を出さず「どうする?」って質問、何なの?狂ってる
こっちは、いや、知らんよってなるわ。

やって欲しい作業があるなら、それを明確化して指示出すべきでしょ!どうする?って何なの!?

と、オットにプリプリ訴えました。
(オット以外に愚痴を言える相手がいないので)
オットよ、話を聞いてくれてありがとう。感謝感謝

話を聞いたオットはこう言いました。

ウミガメスープだよ!

わたしは、ウミガメスープの問題を知らなかったので「え?何?なに?ウミガメ?なんでウミガメ?」
となりました。笑

調べました。

ある男がレストランでウミガメのスープを注文しました。そのウミガメのスープをひとくち飲んだ男は、シェフに「これは本当にウミガメのスープですか」と聞きました。シェフは「はい、これはウミガメのスープに間違いありません」と答えました。男は勘定を済ませ、帰宅後、自殺しました。
男はなぜ自殺したのでしょう?

という、推理ゲーム。一般にシチュエーションパズルや水平思考パズル、YES・NOパズルと呼ばれる。
このゲームでは、出題者と解答者に分かれて遊びます。
出題者はこのように問題文だけでは不可解な問題を出題します。解答者は出題者に質問します。出題者は質問に【YES】【NO】【YES/NOでは答えられない】のいずれかで回答。参加者は次々質問して問題の真相を解き明かしていく。
日本ではこの例題がとても有名なため、「ウミガメのスープ」問題と呼ぶのだそうです。

初めて聞いたし、初めて知った。ほぅ、なるほどね。
その推理ゲームは、面白そうだけど。いや、やらないけど。

オットが言いたいことは、
・具体的に何に困ってるんですか?
・何をして欲しいですか?
・わたしはこういうことならできますけど、何かお手伝いできることありますか?
っていうようなことを相手に投げかけて、何を求めてるか自分で探すんだよってこと。

全ての社会人がウミガメスープ問題の壁に立ち向かってるだよ!
と笑わせてくれました。

わたしは、「どうする?」っていう意味不明な質問に対して、そんな柔軟に対応できる自信が全くない。そして、今回の件もそんな機転を利かせられずお互い嫌な気持ちになって終わっただけだよ。

次、同じことがあっても、それできるかわからん。
目下の人から聞かれたのだとしたら、そうできるかもしれないけれど、目上の上司からそれ言われてみ?萎えるよ。

今回は、もうすっごいイラァっとしたのですぐにその場を離れ、心を鎮めることに集中!

深呼吸して、顔を洗って、ストレッチして、ヒーリングミュージックを聴きました。

瞬発的な怒りは抑え、淡々と作業しましたけど。
だって、シゴトだから。

しかし、マジでお互いに嫌な思いしかしてないなと思います。

次は、ウミガメのスープを思い出して上手く立ち回れるといいな。

ちなみに、このウミガメのスープ問題の解答は、

男はかつて数人の仲間と海で遭難し、とある島に漂着した。食料はなく、仲間たちは生き延びるために力尽きて死んだ者の肉を食べ命をつないだ。ところが男はかたくなに拒否し、どんどんと衰弱していった。見かねた仲間の一人が「これはウミガメのスープだから」と嘘をつき、男に人肉のスープを飲ませ、救助が来るまで生き延びさせた。男はレストランで飲んだ「本物のウミガメのスープ」とかつて自分が飲んだスープの味が違うことから真相を悟り、絶望のあまり自ら命を絶った。

という複雑なストーリーでした。
こんなん、最初の問題文でわかりっこないよ!

そういうことです。

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