君のことばに救われた

君のことばに救われた

今まで、救われたことばって何だろう?と思い返してみた。36年生きてきたから、それなりにあるが、真っ先に思い浮かんだことばがある。

それは、「もう大丈夫」だ。
何故このことばが真っ先に浮かんだか?を書いてみます。それは、僕の運命が関係しています。

僕は先天性十二指腸閉鎖症という病気を持って生まれた。生後3日で手術をして、1ヶ月入院しました。そのあと、今はもうない緑橋にあった母子医療センターへ12年間通院しました。当初は1ヶ月に2回。先天性の病気とか、イロイロ持って生きてきたケド、親は僕を特別扱いしなかった。普通に学校に行って、シンドイ時は寝てた。お腹に大きな手術跡あるケド特別ではなかった。

基本アレをしろとかは一切言わず自由にさせてくれた。違和感だらけの世界だけど、僕はこの世界好きです。同じ病気を持って生まれた子供のお母さんから、元気そうにしている僕をみつけてくれて、勇気でたってメッセージもらえる事があります。実は、これが病名を公表している理由です。

自分では当たり前すぎて何も珍しくはないけど、先天性の病気を持って生まれて、生後3日で手術して、12年間通院していた事って珍しいらしい。こういう経験したからこその視点があるし、夢がある。
その夢が叶う所を見れるのってめちゃめちゃウレシイ!僕だったらめちゃめちゃウレシイ事だから。

36年前の1983年8月6日に僕は先天性の病気と共に生まれ、8月9日にお腹を手術した。

それまでの3日間、親や祖父母がどんな気持ちで過ごしていたか、どんな事をしてくれたかを後々聞いて、僕は泣いた。

36歳になれた。

まだまだ、生きたい。

0歳から12歳まで、ずっと手術をした病院に通って沢山検査をしました。注射もやりすぎて慣れた。

大人になれるのかな?その言葉がでかかっては声にはしなかった。しんどかったけど、しんどくないふりをした。検査も、辛かったけど、誰も悪くない。

大人になれたいま、ぼくはあの検査を頑張って受けていた自分が、今の自分を見て、嬉しくなるような生き方をしようと思って生きている。

36年前、僕は手術を受けた。

その日から、僕のお腹に跡ができて、やっとツラさから解放されたハズ。

もう一度生まれたかんじです。

あと嬉しい言葉は、誕生日に、沢山『おめでとう』と言われる事だ。おめでとうっていい言葉。生まれてきた事を肯定されているかんじがします。

そして、もう一つ書くとしたら

『変わるって難しい。じゃあ、成長はどうだろう?まだ、成長できるんじゃないかな?赤ちゃんの時から今まで成長してきたハズ。この今からも変わるんじゃなくて、成長ってできるんじゃないかな?』
コレ、僕の人生を変えた言葉です。19歳のダメダメな時に、言ってもらって、僕は成長したい!と思いました。この文を読んでいただいてありがとうございます。あなたの救われた言葉って何ですか?知りたいです。

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