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母との記憶/短文バトル444
「ねぇ、ここなら家から遠いよ。知らない人しかいないよ、手をつないでもいいだろ」
三人兄弟の末っ子長男彼は、幼少期から「男として」を意識して生きていた。
3、4歳頃でも母と手を繋いで歩くことはなかったという。
姉と一緒ではなく末っ子の彼だけが自宅から少し離れた、観光でも有名な神社に母と二人でお参りした。その時、母親に頼まれたのが冒頭のコトバだ。
「こんなに人が多いんだよ。知ってる人がいて見てい
即位礼「饗宴の儀」のメニューからみるおもてなし
誰もが、美味しく・楽しく・安心して食べられるをキーワードにnote記事を書くため、この1ヶ月イスラム教やユダヤ教、インドの食文化に関する本を読んでいます。
それらの書籍に影響されている部分が多いのですが、10月22日の即位礼をニュースで見ていて気づいたことを書きます。
見出しの写真は、夜の祝宴である「饗宴の儀」で出された料理です。(毎日新聞から転用)
明治以降、宮中の晩餐会ではフランス料理で
ハラールなラーメン(鶏白湯)
誰もが、おいしく・楽しく・安心して食べられるをモットーにこのnoteをつづります。「誰もが」には、イスラム教徒やユダヤ教などの信仰に則って生活を送っている人も含みます。
イスラム教徒すなわちムスリムは、ハラールかどうかを基準に考え、行動し、飲食しています。経典『コーラン(クルアーン)』やムハンマドの伝承録『ハディース』に則り、豚由来の食べ物やアルコールを含んだものは口にできません。規律をどの程度