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即位礼「饗宴の儀」のメニューからみるおもてなし
誰もが、美味しく・楽しく・安心して食べられるをキーワードにnote記事を書くため、この1ヶ月イスラム教やユダヤ教、インドの食文化に関する本を読んでいます。
それらの書籍に影響されている部分が多いのですが、10月22日の即位礼をニュースで見ていて気づいたことを書きます。
見出しの写真は、夜の祝宴である「饗宴の儀」で出された料理です。(毎日新聞から転用)
明治以降、宮中の晩餐会ではフランス料理でもてなすことが多いそうです。しかし、今回は和食中心のメニューで、これは平成の「饗宴の儀」を踏襲したとのことです。もうひとつ、今回のように参列者が多い場合、和食のほうが準備がしやすいとの解説もありました。担当されたのはプリンスホテルのシェフだそうです。
写真を見たところ、左のお盆にフォークとスプーンを、右のお盆にはフォーク2本を配膳してます。先にも書きましたが、招待人数が多いためフランス料理のようにアミューズ・オードブル・メインと何度もサーブしなくてよいようにお盆にまとめたメニューなのでしょう。欧米人はフォークを使い分けるであろうとあらかじめお膳に配置しておくという方法は、誰でも食べやすいよう心くばりしたやさしさだと思いました。
個人的には鯛の姿焼きは箸でないとほぐしにくかろうと思いますが、なにより一番気になる部分は、食事の制限がある方です。例えば、イスラム教徒は、豚肉やアルコールを含んだものは口にしません。献立をみたところ直接豚肉を使用してなさそうです。しかし、和食の醤油・みりんの調味料にはアルコールが入っているため、ムスリムの方は避ける方が多いのです。また、ヒンドゥー教にとって牛は聖なる動物のため牛肉は食べません。そういう方用に、ハラールメニューや菜食主義(ベジタリアン)メニューも用意しているとのことです。
今回はニュースで聞いたことで書いたので伝聞が多く、「饗宴の儀」でのハラールメニューや菜食主義メニューがどういうものかまでたどり着けませんでした。饗応の儀は、あと3回(25日,29日,31日)行われるので、それらも含めて、ハラールメニューがどういったものなのか後日記事にする予定です。
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