四国歩き遍路日記 14日目
3月6日
いつもより早めに起きたが、ダラダラしていたらいつもより出発が遅れてしまった。7時半ごろ出る。
昨晩の宿泊客で遍路は自分だけで、あとはみな工事業者だったらしい。
朝からどんよりした曇り。
今日もまた、海を見ながら55号をひたすら歩いていく。予報では昼から降るとのこと。
11時過ぎ、ぽつぽつと降り出してきた。雨具取り出すの面倒だなーと思いながら歩いていたら、丘の上に来たところでちょうどレストランがあったので、少し早かったが昼飯にする。唐揚げ定食890円。
「レストラン矢流」というそうで、店内は観光地に残ってる古い店のような昭和の雰囲気で落ち着く。窓の外の雨を見ながら、食後に出た紅茶をゆっくり飲んでまったりした。いつかまた来たい。
雨具を着て、出発。
やはり雨だとペースが遅くなる。その辺に座って休憩ができないので、リズムが作りづらい。
休める場所がなかなか見つからず難儀したが、歩行者トンネルがありようやく一息つけた(もっとも、トンネルを抜けたところに休憩所があった)。こういうところで雨宿りするのが妙に好きだ。
最後の方は55号に鉄道の高架が沿って進む形になり、その下を雨にあたらず歩いていけるので快適だった。
この「ごめん・なはり線」、最初地図で見たときこの字面に???となったが、後免駅と奈半利駅を結ぶ路線とのこと。なんか、高知は珍しい地名が多い気がする。
宿の手前のほか弁で夕飯を買っていったが、おばちゃんがワンオペでやっていて、30分くらい待たされてしまった。
16時ごろ着。宿には靴乾燥機があったので、からっからに乾いた。一度使うと手放せなくなると聞いたことあるが、その気持ちが分かった。
今日も30キロくらい歩いたが、これぐらいなら普通に歩けるようになった気がする。とはいえ、やはり雨はうんざりする。昼からの雨でもこれなのに、一日中降ってたらどうなることやら。
20時6分 泊:旅館かとり(朝食5100円)
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