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すべてがサブスクになっていく

ヤクルト1000を定期的に飲んでいる。元々寝つきが悪いこともあるが年々眠りが浅くなっている気がしており噂を聞いて気になっていたところ、たまたま手に入ったので飲んだのが始まりだ。確かに朝起きた時にいつもよりスッキリしている気がするし、眠りも心なしか深かったと思われた。一部では悪夢を見ると言うが、自分の場合は悪夢というほどではなかったが、確かに嫌な夢を見ることが多い。ただ、めちゃくちゃに嫌な夢というわけではなく、中途半端に、それでも確実に"嫌"の方向にふれている夢。そのせいか全く具体的な内容は思い出せない。おそらく、で言うしかないのだが例えると両足しっかり靴ずれしてるけどサンダル持ってないみたいな嫌さ。通勤カバンに1回分の歯磨き粉の量の納豆が混入し、中のもの全部捨ててカバンも買い替えてというほどではないけどしっかり嫌、みたいな。もう二度と会いたくない人にマンツーマンでずっと説教されるとか、世界中の人が自分を殺しにくるとかそんな大それた悪夢であれば起きたあとに、ああ夢で良かったと思うかもしれないけど、そこまでではない。致命的とは言えないデメリットしか今のところはないので、今でも定期購入して欠かさずに飲んでいる。
また買うものが増えてしまったなというのはあるが、欠かせないものは年々増え続けている。昔は化粧水も乳液もつけずに生のままの肌で闊歩していたが今や手入れを怠ればすぐに荒れがひどくなる。コンタクトももちろん在庫を欠かさないようにしているし、足の臭いが気になり始め専用のソープを買い始めた。
買うは一瞬。ボタン1つですぐに家に届くのは大変にありがたい。でも何かを買おうとするたびに、これ今後一生買い続けなきゃいけないってこと!?と思わずにはいられない。もっと歳を取ったら膝の軟骨用のサプリとかも定期購入するかもしれない。
いずれは何もかもサブスクとして購入し続け、しまいには自身の給料を超えたサブスク代金が発生し家計を圧迫。次々と資産を手放したり借金まみれになっていく。そんな悪夢を見ませんようにと祈りながら、今日もしっかりと乳酸菌を取って床につく。

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