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さあ、はじまりました。すり足カップ in 大津

1/23(土)に開催したみんなのオンライン教室とSDGs狂言のコラボイベント。滋賀県大津市伝統工芸会館で能楽に触れる1日。コロナ禍、緊急事態宣言下でも万全な対策のもと、学びも遊びも止めない!という関係者一同の総意のもと実施をしました。

今回のプログラムは下記の通り

■ 10:30−12:30 みんなのオンライン教室|能楽堂スペシャル
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普段、なかなか足を踏み入れることのない能舞台の上で、思いっきり遊んでみる。「サラリーマン狂言」をはじめ数々の創作狂言を生み出してきた異色のフリーランス狂言師・河田全休氏をゲストに迎え、狂言を知り、狂言で遊ぶ2時間。
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1)能楽堂たんけんツアー
2)狂言クイズ
3)狂言ゲーム
4)すり足カップ
■ 14:00-15:00  SDGs狂言 〜序章〜
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SDGs狂言は、「世直し狂言師」こと河田全休氏が、持続可能な社会を実現する方法を探り、その内容をこどもたちに伝える教育コンテンツ。狂言を使って楽しくSDGsの理解を深めます。SDGsの監修は、環境コンサルタントとして世界的に活躍する株式会社イー・コンザル榎原友樹氏が担当。
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それがし、「世直し狂言師」こと河田全休と申す。皆は、SDGsをご存知であろうか? 環境、社会、経済と、我々人類は多くの課題に直面しておる。すべては、我々自身が引き起こしたことらしい。まったく嘆かわしいことじゃ・・。そんな人類の危機を回避するため、SDGsなるものが制定されたと聞く。となれば、この河田全休、動かずにはおるまい。持続可能な社会を実現させる方法をともに学んでまいろうぞ!

京都市のまちづくり・お宝バンクでも提案した「すり足カップ」もトライアルしました。あとで「ゆるスポーツ」という分野を知ったのですが、そのあたりも視野に入れながらです。


すり足カップを簡単に紹介すると、

【目 的】
能と狂言に親しみをもち担い手だけでなく、鑑賞者や支える人材を育てる。

【ルール】
チームの対戦型で、橋がかりの指定位置からスタートする。
①審判が問題を発表する。
②「はじめ」などの合図でスタート、扇のある場所まではすり足で移動する。
③舞台中央に扇が置いてあり、先に扇を手に取った人が、解答権を得る。他の競技者は、すり足を止めてはいけない(舞台をすり足で動き回る)。
④審判による判定。もし否なら、地謡座へ移動し、正座。他の競技者が否の判定までそのまま休み。
⑤先に正解した人が勝利。

という単純なものです。もう少しひねりたかったのですが、小学生対象になので、3人ごとの対戦でブロックごとの勝ち抜けにしました。

AブロックとBブロックの勝者による1対1の決勝戦では、「狂言師の人間国宝の人数は?」という問題。これを1発で正解し、初代チャンピオンが決まるという非常に劇的な回となりました。

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午後の「SDGs狂言」も非常にわかりやすく、古典と現代がうまく融合され能楽に親しみがない方でも十分に楽しめる内容です。

能楽堂という場所で今回のような催しを開催できるということは、本当に子どもたちだけでなく、私たち大人にとっての学びもたくさんありました。このような場を維持されている人たちへの感謝、伝統と革新にチャレンジしている狂言師の方々には本当に頭が下がる思いです。

今後も、古典芸能や日本文化についてまたプログラムをより深化していきたいと思っています。次回に乞うご期待ください!!

最後まで読んでいただきありがとうございます。

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