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学校では学べないみんなの夏期講習2019 開催レポート

まちのきょういく委員会では、夏休み最後となる日曜日に、初の試みとなる合同イベントを開催しました。

「まちのきょういく委員会」は、さまざまな学びを提供する人たちが緩やかにつながる民間の教育チームとして、多様な主体が自律分散的に関わり、新しい教育システム構築をめざしています。

テーマは「学校では学べないこと」。

過去の経験やスキルが通用するか分からない予測不能な時代において、学びの質が問われています。今年6月に文科省から「新時代の学びを支える先端技術活用推進方策(最終まとめ)」が発表され、「誰一人取り残すことのない、公正に個別最適化された学び」という新時代の教育のあり方がしめされました。

ここでも述べられているように、人と人との関わりのなかで、自分の強みを伸ばしながら、人生や社会を見据えて学び合う場というのが、教育の現場ではとても大切になります。

そこで、「学校で学ぶことの意味」「学校以外で学ぶこと」という観点から今回、4コマの授業を行いました。
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1時間目 / フリーランス狂言師に学ぶ面白い人生の作り方
2時間目 / こどもたちのロボット教室
3時間目 / たいわする身体〜自律へのキソづくり〜
4時間目 / 起業家が教えるアイデアを形にする方法
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京都リサーチパーク内にある「たまり場 TAMARI-BA」での開催でした。

講師であると同時にナビゲーターであること

これからの人生や将来に向かう学びを、ロールモデルとして子どもたちと向き合いながら、そして、自分の学んできたこと経験や知識をシェアをする。子どもたちにとっても、一方的に教わるだけでない、身体全体で「まなぶ」時間です。

<写真>フリーランス狂言師に学ぶ面白い人生の作り方

<写真>こどもたちのロボット教室

共通しているのは、楽しいこと、興味をもったこと、自分がやってみたいと思うことは、子どもたちはほんとうに主体的に取り組んでいくということでした。その環境やきっかけを、講師であり、ナビゲーターが上手に準備することです。もちろん、45分間という時間は子どもたちとの真剣勝負。しかし、与えるということではなく、引き出す。いっしょに楽しむための関係や環境設計が大事ということを実感しました。

<写真>たいわする身体〜自律へのキソづくり〜

<写真>起業家が教えるアイデアを形にする方法

「学校では学べない」とは何か?

初開催ということもあり、いろいろと課題や改善点もいろいろと見えてきましたが、今回、学校で学ぶということの意味、「学校」では学べないということを捉え直すきっかけとなりました。

引き続き冬期と春期講習と検討していきたいと思っています。次は探究学習やゲームの要素を取り入れながら、「まちのきょういく委員会」らしさを出していきたいと思っています。


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